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最終更新日:2025年4月1日
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租税法演習(外国語科目)
激動の国際課税を展望する
国際課税の分野では、100年に一度と言われる歴史的な国際合意が2021年10月に成立しました。しかしその後、(本シラバスを執筆している2025年1月までの)数年間で大きく風景が変わり、米国トランプ政権の離脱宣言を典型として、国際協調路線への反動が目立っています。グローバルな国際課税のガバナンスが問われる中で、これからのルール形成はどうなっていくのでしょうか。また、日本の私たちはどのように対応すべきでしょうか。
より根本的な背景としては、「足のはやい」無形資産や金融資産の重要性が大きくなり、富裕層の可動性が高まるなど、経済社会の基礎が変わりつつあることが重要です。加えて、暗号資産やAIなどの登場が、従来国際課税と呼ばれてきた分野の基礎に挑戦しています。このような中で、私たちはどのような知的展望を描けばよいのでしょうか。
このゼミでは、こういった問題について検討します。これまで国際課税について学んだことのない方にも手が届くよう、まずは基礎知識の習得からはじめます。最新の動きについて情報収集するやり方を身につけることも、目標とします。最終的には、任意のテーマを設定してリサーチを行い、グループで口頭報告できるようになるところまで、もっていきたいと考えています。
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