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最終更新日:2024年4月22日

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特別講義 政治分析方法論Ⅱ

政治分析方法論とは、政治に関する数量データを統計分析する方法に関する学問分野である。例えば、政策に所期の因果的効果がどれほどあるか、戦争や平和は何時何故始まる(終わる)のか、などといった問いに答えるにはどのような方法を用いればよいのかを検討する。政治分析方法論Ⅰも受講することで、政治現象を分析するのに必要にして十分な統計分析の方法を体系的に修得し、自分でデータ分析できるようになることが到達目標である。究極的には、政治学の最前線の論文を読み、それと同等の論文が書けるようになること、少なくとも本講義受講後は自力でそこまで辿り着けるようになれることまでを目指している。統計分析が役に立つことを伝えたいと考えている。
概要は次の通り。第1に、データの中の個体がお互いに影響し合っている場合について論じる。第2に、目に見えるデータの背後に何らかのモデルを設定する場合を解説する。第3に、説明する対象が複数ある場合について講義する。統計分析ソフトウェアRを用いる。社会科学の統計分析としては、中級程度の内容である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124987
FLA-PS4745L1
特別講義 政治分析方法論Ⅱ
福元 健太郎
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
第3部 独立でない観測 第1章 頑健標準誤差(第14講) 第2章 時系列データ(第15講) 第3章 パネル・データ 第1節 総論(第16講) 第2節 差の差(第17講) 第3節 合成制御法(第18講) 第4部 統計的モデリング 第1章 一般化線形モデル(第19講) 第2章 潜在変数(第20講) 第3章 有限混合分布(第21講) 第4章 不均一分散(第22講) 第5部 多変量解析 第1章 多変量分布(第23講) 第2章 生存分析(第24講) 第3章 標本選択(第25講) 第4章 欠損値(第26講) なお大いに変更があり得る。
授業の方法
講義と実習
成績評価方法
試験
教科書
なし
参考書
授業中に紹介する。
履修上の注意
高等学校の「数学Ⅰ・数学A」及び「数学Ⅱ・数学B」を理解していると、あるいは他の統計に関する講義を履修済みであると、本講義の理解もはかどるとは思うが、必要な数学的知識は適宜説明するので、数学に自信がなくてもあまり心配しないでよい。 政治分析方法論Ⅰの内容を修得済みであることを前提として、授業を進める。但し同授業の履修は、本講義履修にあたって必須ではない。なお両授業は曜日と時限が異なる。