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最終更新日:2024年4月22日

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特別講義 現代朝鮮半島の政治

朝鮮半島をめぐる政治・外交・国際関係:韓国の政治外交を中心として
① 韓国(朝鮮半島)の現代史に関する理解を深める。
② 韓国(朝鮮半島)の政治・経済・国際関係に関する分析を通して、政治学、国際政治学の理論に関する理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124977
FLA-PS4721L1
特別講義 現代朝鮮半島の政治
木宮 正史
S1 S2
月曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
①イントロダクション:朝鮮半島政治の現在・韓国政治の現在 ②南北分断体制の成立と朝鮮戦争 ③1950年代の韓国・北朝鮮:分断体制下南北体制競争における韓国の劣勢 ④1960年代の韓国・北朝鮮:4・19、5・16、朴正熙政権の成立と南北体制競争 ⑤日韓国交正常化交渉 ⑥1970年代の韓国・北朝鮮:維新体制の成立と冷戦変容期の朝鮮半島をめぐる国際関係 ⑦韓国における権威主義体制から民主主義への移行:その挫折と成功 ⑧民主化以後の韓国政治の展開:地域主義と保守・進歩、大統領選挙と国会議員選挙 ⑨韓国政治の現在:保守・進歩の2大政党制と政権交代のメカニズム ⑩ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政治①(1980・90年代):韓国の北方外交、南北高位級会談、北朝鮮の核開発(第一次核危機と米朝ジェネーブ枠組み合意) ⑪ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政治②(2000年・10年代):韓国の和解協力政策、南北首脳会談、第二次核危機、6者協議 ⑫ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政治の現在:2017年の危機、2018年の機会(南北・米朝首脳会談)、2019年以降の挫折 ⑬日韓関係の展開と現在:非対称・相互補完関係から対称・相互競争的関係への変容にいかに対応するのか。
授業の方法
受講者には、授業に関する資料を予めITC-LMSなどを通して入手可能にしておくので、授業前に目を通すことが求められる。また、授業に関連したレポートを3回出すので、その提出も求められる。その他、朝鮮半島の歴史と現状に関する理解を深めるために、ビデオなどの映像資料を積極的に利用する。ビデオに関しては授業中に見てももらうというよりも私のGoogle Driveにアクセスして授業前に見てもらうことを考えている。
成績評価方法
定期試験、レポートおよび質問に対する回答なども含めて総合的に成績評価を行う。透明性の高い成績評価基準を、開講時に提示する。
教科書
木宮正史『国際政治のなかの韓国現代史』山川出版社、2012年。本書は現在品切れになっており、増補改訂版を作成中であるが、授業開講時までに間に合わないので、ITC-LMSを通して、受講者にはPDFファイルで旧版を提供する。もうひとつは木宮正史『日韓関係史』岩波新書、2021年も教科書として使用する。
参考書
詳しい参考文献に関しては開講時に紹介する。
履修上の注意
授業に出席して講義、映像、レポートなどを通して韓国、朝鮮半島に対する理解を深めることが求められる。