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最終更新日:2024年4月22日

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アジア・ビジネス法

比較倒産法
今日では,日本国内と中国を始めとする諸外国を問わず,企業や個人が一般的に支払不能等に陥る等経済的に破綻することが社会の一般的な現象として表れています。民商事法等平常時の世界で想定していない債務者の経済的破綻または非常事態において,多くの債権者や利害関係人がかかわる集団的な債権債務関係をどのように処理していくのか,債権者への公平な弁済や債務者の再生をいかに実現するのか,そのルールを定めるのが倒産法です。本講義では、現代中国の倒産法と日本の倒産法(破産法、民事再生法、会社更生法、外国倒産処理手続の承認援助法等)との比較を中心に、時にはオーストラリア倒産法やアメリカ連邦倒産法にも触れながら、現代中国の倒産制度の特徴と諸外国との違いを学習します。
履修者は、アジアビジネスにおけるリスクマネジメントや債権回収等に欠かせない現代の中国の倒産制度や諸外国の倒産制度の知識や最新の情報をマスターすることができます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124946
FLA-PL4507L1
アジア・ビジネス法
金 春
A1 A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
以下の事項を取り上げる。  1 総論①(倒産法への招待)  2 総論②(中国の倒産法)  3 総論③(アメリカ連邦倒産法とオーストラリア倒産法)  4 弁済の順位  5 契約と倒産  6 担保と倒産  7 大企業の再生  8 中小企業の再生  9 私的整理とプレパッケージ  10 国際倒産  11 個人倒産  12 倒産手続における債権回収のノウハウと実務①  13 倒産手続における債権回収のノウハウと実務②
授業の方法
授業の方式は、専任講師(金春)と非常勤として加わる日本のベテラン倒産弁護士(福岡真之介)によるレクチャー(ほかのゲストスピーカ等との対談をも含む)をメインに、履修者が質疑応答に参加する形で進めます。
成績評価方法
筆記試験を行う。 平常点を考慮する(出席や質疑応答による)。 レポートを課さない。
教科書
メインの教材として、毎回レジュメを配布します(事前にTKCにて配布)。 そのほか、福岡真之介=金春『中国倒産法の概要と実務』(商事法務・2011年)
参考書
山本和彦『倒産処理法入門(第6版)』(有斐閣・2024年);松下淳一『民事再生法入門(第2版)』(有斐閣・2014年);金春=Stacey STEELE『オーストラリア倒産法』(弘文堂・2022年);福岡真之介『アメリカ連邦倒産法概説(第2版』(商事法務・2017年);ほか適宜に
履修上の注意
特になし。
その他
毎年開講。 状況に応じて授業の進行順番等を変更することがあり得る。