学部後期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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行政学

行政学
現代行政は、多様な主体間での分業や委任、協力や競争を伴う、複雑化した構造の下で運用されている。本講義では、このような現代行政を規定するガバナンス構造の諸次元(政府社会関係、政府間関係、政治行政関係)、行政組織・資源(人的資源、財政資源、情報、ルール)マネジメント、及びその下で行われる公的価値の実現をめぐる政策過程とそのマネジメントについて検討する。その際、理論的分析、国際比較や歴史的分析を踏まえて、特に現在の日本におけるあり方に焦点を当てる。また、様々な仕組みの現実における運用過程の特徴を重視するとともに、それらの仕組みの相互関係についても着目する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124241
FLA-PS3705L1
行政学
城山 英明
A1 A2
月曜3限、水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
1.序論 1-1 行政・ガバナンスの概念とその構造 1-2 ガバナンス構造の歴史的展開と行政学(1) 1-3 ガバナンス構造の歴史的展開と行政学(2) 1-4 行政学の基本的課題 2.ガバナンス構造の制度的諸次元 2-1 政府社会関係の次元 2-2 政府間関係の次元-国際行政、地方政府との関係 2-3 政府内関係の次元-政治行政関係、省庁間関係 3.行政組織・資源マネジメント 3-1 理論的検討 cf. 制度的次元と管理的次元、科学技術の影響 3-2 組織論 3-3 日本の行政組織 3-3 人的資源のマネジメント 3-4 財政資源のマネジメント 3-5 情報・知識資源のマネジメント 3-6 ルールのマネジメント 4.政策過程とそのマネジメント 4-1 理論的検討-政策過程の諸段階、政策の構造、政策類型 4-2 課題設定 cf. フレーミング 4-3 政策案の作成と政策決定 cf. 政策デザイン論 4-4 日本における政策案の作成・政策決定-企画型、現場型、査定型、渉外型、制度官庁型 4-5 政策実施 4-6 政策変化のメカニズム cf. トランジション論 4-7 政策評価 4-8 行政責任の確保
授業の方法
講義形式で行う。
成績評価方法
定期試験による。
教科書
特になし。
参考書
西尾勝『行政学・新版』(有斐閣、2001年) 曽我謙悟『行政学・新版』(有斐閣、2022年) 原田久『行政学・第2版』(法律文化社、2022年) 城山英明『国際行政論』(有斐閣、2013年) 城山英明『科学技術と政治』(ミネルヴァ書房、2018年)
履修上の注意
開講時に学習を深めるための関連文献を紹介する。