学部後期課程
HOME 学部後期課程 民法演習
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

民法演習

決済法制研究
 近時、技術の進展を背景として、新たな金融サービスが登場している。日本を含む各国の監督当局は、FinTechの支援と規制の均衡のとり方、暗号資産の利用拡大に伴う利用者保護の必要性など、様々な問題に取り組んでいる。そこでは、従来の金融規制を前提としつつ、新たな金融サービスに即した決済法制の在り方が模索されている。本演習では、決済法制に関する私法上・規制法上の問題について検討し、今後の決済法制の在り方について考えることとしたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124088S
FLA-SE4201S2
民法演習
加毛 明
A1 A2
木曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
 本演習では、銀行法、資金決済に関する法律(資金決済法)、割賦販売法の規定する決済サービスについて、その内容、規制の根拠や今後の在り方、私法上の法律構成などについて検討する。差し当たり予定している演習のスケジュールは下記の通りだが、参加者の問題関心に応じて適宜変更する。  第01回 イントロダクション/報告分担の決定  第02回 銀行業・その1  第03回 銀行業・その2  第04回 銀行代理業  第05回 電子決済等代行業  第06回 資金移動業  第07回 収納代行、エスクロー・サービス  第08回 前払式支払手段  第09回 暗号資産  第10回 セキュリティ・トークン  第11回 ステーブルコイン  第12回 ポストペイ・サービス  第13回 まとめ・補論
授業の方法
 初回は、演習の目的・概要に関する説明を行い、各回の報告担当者を決定する。  2回目以降は、各回の報告者の報告に基づき、参加者全員で議論を行う。
成績評価方法
 演習への出席、担当回の報告内容、各回の議論における発言内容に基づいて評価する。
教科書
佐藤則夫監修『逐条解説 2016年銀行法、資金決済法等改正』(商事法務・2017年) 井上俊剛監修『逐条解説 2017年銀行法等改正』(商事法務・2018年) 小森卓郎=岡田大=井上俊剛監修『逐条解説 2019年資金決済法等改正』(商事法務・2020年 池田唯一=中島淳一監修『銀行法』(金融財政事情研究会・2017年) 小山嘉昭『銀行法精義』(金融財政事情研究会・2018年) 高橋康文編著『新逐条解説 資金決済法 増補版』(金融財政事情研究会・2021年) 高橋康文編著『詳説 資金決済に関する法制』(商事法務・2010年) 堀天子『実務解説 資金決済法 第5版』(商事法務・2022年) 阿部高明『逐条解説割賦販売法 第1巻・第2巻』(青林書院・2018年) など
参考書
 参考文献は、演習の進行に合わせて紹介する。
履修上の注意
 演習参加希望者は、学部チームに提出する履修申込において、「授業計画」のトピックの中から、特に関心があるものを2つ挙げ、その理由について説明すること(授業計画の検討において参考とする)。  参加者の人数次第では、複数回、報告を担当する可能性がある。充実した議論を行うため、毎回、時間延長が見込まれることに注意してほしい。  意欲ある学生の参加を期待する。