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最終更新日:2025年4月21日

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憲法演習

 京都大学名誉教授の大石眞教授は,歴史研究と比較法研究に裏打ちされた厳密な議論をされる憲法学者である。2021年に教科書(体系書)『憲法概論Ⅰ・Ⅱ』を公にしている。この演習では,1学期間,大石教授の著作を読解することを通じて,その理解を深め,2年次に学習した内容を問い直すことを目標としている。
 すべての論点についてそのようなつながりを発見できるかどうかは作業をしてみなければ分からないが,著作を読むことで,上記の教科書の行間を埋めることができれば,なおよいと考えている。
 
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124078S
FLA-SE4101S2
憲法演習
小島 慎司
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
 初回に分担を決め,2回目以降は,各回報告者と対照報告者を立てて議論する。  扱うテーマは,現段階では,次のようなものになるのではないかと考えている。  Ⅰ 日本国憲法制定過程  Ⅱ 信教の自由1  Ⅲ 信教の自由2  Ⅳ 結社の自由  Ⅴ 住居の不可侵  Ⅵ 統治総論  Ⅶ 国会  Ⅷ 内閣  Ⅸ 天皇制  Ⅹ 平和主義  Ⅺ その他  憲法全体に亘ることになるので,毎週読まなければならない文献の量は少し多いかもしれない(今後さらに検討して精選したいが,2~4本の論文を読むことになる)。教科書の記述を入口・出口にすることで,これまで法学の論文を読む機会の少なかった人でも対応できるように心がけたいが,報告の当たっていない回も予習の時間を確保できるようにしてほしい。
授業の方法
 演習形式での授業である。
成績評価方法
 平常点によって評価する。報告は単位取得の前提である。
教科書
 資料は印刷して配布する。『憲法概論Ⅰ・Ⅱ』(有斐閣,2021年)については手元に用意していただくことを予定している。
参考書
 大石教授は近年論文集を相次いで出されている(『憲法秩序への展望』『権利保障の諸相』『統治機構の憲法構想』『憲法制度の形成』)。演習の教材としては,これらの論文が接近しやすいように思われる。実際の著作は,図書館で閲覧してみてほしい。
履修上の注意
 無断欠席はお断り。