政治学演習 - 法学部 - 東京大学授業カタログ

政治学演習

授業担当者（藤田）が企画記事や連載記事で取り上げてきた文書を学生たちと読みながら、戦後日本の外交・安全保障をめぐる主な出来事を掘り下げ、今日の問題を考える土台を培う。対象の文書は以下を想定。政府が秘密指定を解いた外交文書、首相経験者らの遺品である公的な私文書、様々なアーカイブなど。

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授業計画

・ＧＨＱへの天皇メッセージ　１９４７　沖縄県公文書館・日ソ国交正常化交渉（鳩山訪ソ）　１９５６　三木武夫文書・沖縄返還交渉時の核密約　１９６９　若泉敬文書・日中共同声明の意味　１９７２　栗山尚一論考・北方領土交渉（田中訪ソ）　１９７３　三木武夫文書・日米半導体サイドレター　１９８６　外務省・レーガン中曽根ＩＮＦ書簡　１９８６　外務省・レーガン竹下対中書簡　１９８８　外務省・天安門事件への対応　１９８９～９０　外務省・湾岸危機への対応　１９９０～９１　外務省・ソ連クーデター未遂　１９９１　外務省・天皇訪中　１９９２　外務省・米軍普天間飛行場移設問題　１９９０年代後半　岡本行夫文書・日朝平壌宣言の意味　２００２・イラク戦争への対応　２００３　岡本行夫文書・総括・日本の外交・安全保障の課題

履修上の注意

・各回の授業で扱う文書を事前に読み、割り当てた人（少なくとも１回）にポイントを発表してもらう。・レポートでも何らかの文書について解説してもらう。