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最終更新日:2024年4月22日

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日本政治思想史演習

政治思想と公共政策
担当者の報告と、参加者全員の討論によって進める。毎週、丹念に辞書を引き、わからない言葉を調べながらテクストを読まなくてはいけないので、予習の負担は重い。ほかの授業の成績や就職・進学のことはとりあえず忘れて(「放棄せよ」と言っているのではない。念のため)、下調べに専心し、大学院生を含む参加者と活発に議論する、「ノリのよさ」のない人はお断り。なお、前近代・明治時代のテクストを読みたい人は、大学院演習(金曜2限、今年は『植木枝盛選集』岩波文庫)に単位なしで参加するのも可。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124025S
FLA-SE4711S2
日本政治思想史演習
苅部 直
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
Samuel Moyn,“Liberalism against Itself”(2023)と、丸山眞男の諸著作を会読する。モインの著書は、バーリン、ポパー、シュクラーなど英米の「冷戦期リベラル」の知識人の政治思想について、きびしい再検討を加えるもの。同じことが日本の「戦後民主主義」の思想について言えるのか否か、戦後日本の政治思想の独自の意義はどう見えてくるか、議論しながら検討したい。 (開講は4月17日の予定。掲示を必ず確認すること。)
授業の方法
教室での対面形式で行う。毎回、報告担当者を決め、一人30分の報告ののち、全員で討論する。参加者全員が、あらかじめテクストを、わからない箇所は自分で調べながら熟読し、何かコメントを考えて授業に臨むことが必須である。(ただし参加人数が少ない場合は別の形式にする。)
成績評価方法
口頭報告+ふだんの授業態度+(参加多数の場合)レポート
教科書
Samuel Moyn,“Liberalism against Itself”( Yale University Press,2023)、および丸山眞男『政治の世界 他十篇』(岩波文庫、2014)。電子書籍でなく紙の本を使う(頁数を合わせるため)。生協書籍部にて各自購入すること。
参考書
『丸山眞男講義録 第3冊 政治学』(東京大学出版会、1998、品切)。コピーを配布する予定であるが、古書で購入したい人は第2刷(増補箇所がある)以降の版を入手することをお薦めする。
履修上の注意
無断の欠席・遅刻は厳禁。授業時間は延長するので、6限にほかの授業の履修を考えている人は履修しないこと。初回に説明を行うので、必ず出席すること。
その他
苅部を指導教員としてリサーチペーパーを提出しようと考えている場合は、SセメスターでなくAセメスターに執筆・提出する計画に限る。7月以降に個別に面談し、作成の指導をするので、時間の余裕を確保しておくこと。