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最終更新日:2024年10月18日

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民法演習

民法学の現代的課題――最高裁判例を読む
比較的近時に現れた最高裁判例の中には、従来の学説において必ずしも自覚的に論じられてはこなかった新たな問題を含んでいる興味深いものがみられます。本演習では、そのような民法に関する新たな課題に焦点を当てて判例を分析し、それが既存の議論の枠組みにどのようなインパクトを与えるものであるか、検討することを通じて、民法についての基本的な理解を深めるとともに、新たな問題をみずから分析する能力を修得することを目的とします。

さらに、演習に参加することは、単に大教室で一方的に講義を受けるだけでは得ることのできない、法学部図書室やインターネットを利用して判例や文献等を自分で検索することや、課題を分析検討した結果を一定の視角から論理的に構成してわかりやすくプレゼンテーションすること、といった法律学を学ぶ者としての基礎的な素養を習得することも目的としています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0124007S
FLA-SE4201S2
民法演習
森田 宏樹
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
初回には、イントロダクションとして、本演習の趣旨・目的および進め方、および本演習において取り上げるテーマおよび判例について説明した後に、各回の報告担当者および反論者を決定します。 第2回には、全員で、実際に特定の最高裁判決を読んでみます。ソクラティック・メソッドで、判決をどのように読んだらよいのかについての基礎的知識を学びます。「判例」というのは、ある判決から抽出された「先例としての規範」を意味しますが、ある判決から「先例としての規範」を抽出するとはどういうことなのか、についておおよそのイメージを掴むことを目的としています。 第3回以降では、担当者の報告に基づいて、参加者全員で議論をしながら、各回の課題判決を読み解いていくことを行います。
授業の方法
第3回以降の演習の進め方としては、各回、報告の担当者を決めて1つの判決を扱い、担当者の報告に基づいて、参加者全員で判例の検討を行います。 報告者は、担当の当日、30分程度の報告を行うほか、当該判決についての参考文献リストを作成して、事前に配布することが求められます。他方、担当者以外の参加者は、各回の判決を読んでくることが義務です。
成績評価方法
報告およびレポート、そして毎回の議論などの平常点によって評価します。 報告者は、その担当した判例について行った報告の内容を、ゼミでの議論を踏まえて、期末に簡潔なレポート(判例百選の解説程度の分量)にまとめて提出することが単位取得の要件になります。
教科書
特にありません。
参考書
特にありません。
履修上の注意
授業の方法を参照のこと。
その他
来年度の開講は未定。