学部後期課程
HOME 学部後期課程 租税法演習(外国語科目)
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

租税法演習(外国語科目)

人はなぜ納税するか
《人はなぜ納税するか》は、単純な損得勘定だけでは説明できない。というのも、税務調査で非違が見つかる確率は低く、罰則や加算税などのサンクションだけでは、「納税したほうがトク」という計算にならないからである。
こうして、納税行動については、社会規範(social norm)や制度的要因など、実にさまざまな説明が試みられてきた。古今東西の驚くべき経験が蓄積しており、注目すべき実証研究も多い。実際のところ、納税行動に関する理解なくして、ビジネス・シーンで課税がどういう意味をもつかを検討するのは難しいし(tax planningの前提としてのtax compliance)、特定の租税政策がいかなる帰結をもたらすかを予測することも困難である(tax policyの前提としてのtax compliance)。グローバルな法形成との関係では、国家間の情報交換が国際協調の基盤となっており、租税行政の改善が途上国の能力開発(capacity building)の中心となっている。
このゼミでは、日本法の現状把握からはじめ、いくつかの基本的な英語文献を会読することによって、納税協力(tax compliance)と納税非協力(tax noncompliance)に関する知見を共有する。そのような作業を通じて、より一般的に、《人はなぜ法を遵守するか》、《社会秩序はどのようにして生まれるか》、《どのような場合に国家は失敗するか》といった問題について、じっくり語り合う機会としたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0123021S
FLA-SE4503S2
租税法演習(外国語科目)
増井 良啓
S1 S2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
第1回 開講 第2回から第12回 文献会読 第13回 終講
授業の方法
文献会読
成績評価方法
平常点による
教科書
開講時にファイルを配布
参考書
TBA
履修上の注意
知的好奇心旺盛な方を歓迎 大学院との合併 短時間でかなりの量の英文論文を読むなど、負担は重い ★志望理由らんは、できる限り具体的に書いてください
その他
合宿可