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最終更新日:2025年4月21日

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国際法第2部

国際法第1部で修得した国際法の基本的な概念・制度に関する知識を前提としながら、具体的な法分野における国際法のあり方を説明する。これは国際法の実体的規律の中心をなすものであり、各国の国内行政や司法審査に実質的に影響を与える部分でもある。国際法の具体的ルールの形成過程や、それが国家によりどのように受容されるのかを動態的に理解する視点を獲得することが狙いとなる。国際法第1部を履修していない者は、同講義の範囲を十分に自学自習したうえで履修すること。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0122142
FLA-PL3402L1
国際法第2部
伊藤 一頼
S1 S2
火曜3限、木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
以下の項目につき、国際関係における実際の出来事や紛争とも関連付けながら説明する。 1.国際法における個人 (a)国際人権保障、(b)国際刑事法、(c)外国人の国際法上の地位 2.国際環境法 (a)相隣関係における領域主権の調整、(b)環境損害と国家責任、(c)地球環境保護の諸制度 3.国際紛争の平和的処理 (a)非裁判手続、(b)裁判手続 4.武力行使の規制 (a)国際安全保障のメカニズム、(b)自衛権、(c)軍縮・軍備管理、(d)武力紛争法 5.国際組織 (a)国際組織の設立、(b)国際組織の機能、(c)国際組織と国家権限
授業の方法
基本的に講義形式で授業を行う。担当教員よりレジュメを配付する。
成績評価方法
期末試験による。
教科書
『国際条約集(各年版)』(有斐閣)。条約集は講義に必ず持参すること。
参考書
(1)概説書 岩沢雄司『国際法』(東京大学出版会, 2020年) 杉原高嶺ほか『現代国際法講義(第5版)』(有斐閣, 2012年) (2)判例集 森川幸一ほか『国際法判例百選(第3版)』(有斐閣, 2021年) 薬師寺公夫ほか『判例国際法(第3版)』(東信堂, 2019年) 上記以外の参考文献は、講義の中で適宜紹介する。
履修上の注意
受講者は、上記のいずれかの概説書及び判例集を利用して自習を行い、自分なりの問題意識をもって講義に参加することが望まれる。