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最終更新日:2025年4月21日
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憲法演習(外国語科目)
司法審査から考える社会的排除
本授業では、社会的排除を適切に解消するための司法審査について考えます。
ただ、「社会的排除」と一口に言っても、その言葉の出自からして非常に多様な状態が含まれます。そこで本授業では、まず、主としてホームレスを公共用物から排除する、という場面を問題として共有します。その上で、ホームレスを含む人々の公共空間からの排除について憲法学の観点から比較法分析を行ったDaniel Moeckli, Exclusion from Public Space (C.U.P., 2016)を通読します。
また、参加者の希望に応じて、社会的排除の他の場面や、あるいは社会的排除よりも広く、何らかの構造的不正による被害(例えばジェンダー不平等など)等について考える機会も持つ予定です。
以上の作業を通じて、本授業では、以下の能力を習得することを目標とします。
・日英の文献を内在的かつ批判的に読解できる
・自己の見解を自己から独立したものに照らして批判的に精査できる
・自己の見解を他者に対してわかりやすく伝えることができる
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