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最終更新日:2024年4月22日

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日本政治思想史演習

日本政治思想史史料会読
担当者の報告と、参加者全員の討論によって進める。毎週、丹念に辞書を引き、わからない言葉を調べながら英文テクストを読まなくてはいけないので、予習の負担は重い。ほかの授業の成績や就職・進学のことはとりあえず忘れて、下調べに専心し、大学院生を含む参加者と活発に議論する、「ノリのよさ」のない人はお断り。なお、前近代・明治時代のテクストを読みたい人は、大学院演習(金曜2限、今年度は福澤諭吉『西洋事情』等と、その原型になった英文著作を対比して会読する)に単位なしで参加するのも可。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0121038S
FLA-SE4711S2
日本政治思想史演習
苅部 直
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
戦後アメリカで活躍した政治思想史家、Judith N. Shklarのデビュー作、After Utopia:The Decline of Political Faith (1957)を、昨年刊行された新版で会読する。18世紀の啓蒙思想、ロマン主義からの西洋思想史を展望しながら、全体主義の脅威が迫る20世紀における「政治理論」の可能性について考察した書物である。
授業の方法
毎回、報告担当者を決め、一人30分の報告ののち、全員で討論する。参加者全員が、あらかじめテクストを、わからない箇所は自分で調べながら熟読し、何かコメントを考えて授業に臨むことが必須である。授業時間は延長する。(初回は4月14日の予定。状況によってはオンライン形式に変更するので、掲示に注意すること。)
成績評価方法
口頭報告+ふだんの授業態度+(参加多数の場合)レポート
教科書
Judith N. Shklar, After Utopia:The Decline of Political Faith (New Paperback Edition, Princeton University Press,2020). 3月中旬に生協書籍部に入荷する予定なので、各自購入すること。Amazon等で購入するのも可能だが、届くまで日数がかかる可能性もあるので、いずれにせよ早めに入手されたい。
参考書
Bernard Yack (ed.), Liberalism without Illusions : Essays on Liberal Theory and the Political Vision of Judith N. Shklar, (University of Chicago Press, 1996)
履修上の注意
授業時間は延長するので、6限にほかの授業の履修を考えている人は、履修しないこと。無断の遅刻・欠席は厳禁。初回に説明を行うので、必ず出席すること。
その他
当方を指導教員としてリサーチペーパーを執筆する演習参加者については、演習のほかに、個別に面談による指導も行なうので、時間の余裕(ヒマ)を十分にとっておくこと。リサーチペーペーは、たとえばAセメスターに提出する場合であれば、題目届の提出期の直前になって慌ててテーマを決めるようなものではない。そのセメスターの開始時にはすでにテーマが決まっていて、セメスター全体を使って作成することが必須条件である。「そこまで手間をかけたくない」という人については、指導はお断りするし、提出=単位取得にも協力しない。