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最終更新日:2024年4月22日

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法社会学

 法社会学とは,法規範の内容それ自体ではなく,法が社会内においてどのように作動しているのか,どのような機能を果たしているのかといった点等について社会科学の手法を用いて探求する学問分野である.本講義では,法がどのようなプロセスを経て実現しているのか/実現していないのか,日本社会において法の果たしている機能はどのようなものか,そのような法の実際の機能は他国の社会におけるそれと比較してどのようなものであるのかといった点について基本的な知見を紹介し,また,社会における法の作動を調べるための方法や,法と社会の関係を検討するための重要な理論的視座についてもあわせて説明する.
 このような講義を通して,大きく次の2つの目標を達成したい.第1に,法律の内容自体にとどまらず,法が社会において果たしている役割について,その基礎的な知見を習熟することを目標とする.第2に,そのような基礎的な事項の学習を踏まえ,法を1つの分析すべき現象として捉え,現在の法の内容・法制度等を批判的に考察するパースペクティブを獲得することを目標とする.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0120731
FLA-BL2614L1
法社会学
飯田 高
S1 S2
月曜4限、金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
 月曜4限の講義を飯田が担当し,金曜3限の講義を佐伯が担当する.それぞれの担当部分の授業計画は,以下の通りである(なお,授業の進度等をみつつ,若干の修正を加える場合がある). 【3/29追記】オンライン授業対応のため、予定を変更します。詳細は決まり次第お知らせします。 【4/3追記】オンライン授業へのスムーズな移行のため、最初の2週間はZoomの接続の確認や今後の進め方についての紹介など、最小限の内容に留めます。最初の2週間については、今のところ以下のようなスケジュールで進めることとします。  なお、以下に書くように、オンライン上でのガイダンスは4月10日と17日に開催しますが、それに参加するためには、事前にZoomの参加登録をしてください(下記URLからITC-LMSの該当ページに移れます。「掲示板」をご覧ください)。 ・4月6日(月)、休講  4月10日のガイダンスに備え各自Zoomにサインインできることを確認したうえで、ネットの接続状況やイヤホン/スピーカー等の調整をしておいてください。 ・4月10日(金)、ガイダンス  以下の2回に分けて実施します。いずれも30分程度で、内容は同じですので、どちらかに参加できればよいです。      1回目:13時から30分程度      2回目:14時から30分程度 ・4月13日(月)、休講  4月10日のガイダンスに参加しようとしたけれども接続がうまくいかなかった学生は、この間に再度Zoomやネットの調整を試みてください。どうしてもうまくいかない場合、大学の担当窓口に相談するほか、必要に応じて担当教員・飯田( ***** )まで連絡をしてください。なお、オンライン授業の問い合わせに関しては、 https://utelecon.github.io/***** のメニューから「オンライン授業 → 学生用」にいき,そのページの最下部あたりに問い合わせ先情報があります。 ・4月17日(金)、ガイダンス(予備日)  4月10日(金)のガイダンスに参加できなかった学生を対象とした予備日です。技術的なトラブルで参加できなかった学生については、上述したように、その後技術的な問題が解消するようなるべく調整のうえ、この日のガイダンスに備えてください。17日も、10日と同様、13時からの回と14時からの回に分けてガイダンスを実施しますので、いずれかに参加してください(なお、10日のガイダンスに参加できた学生については17日のガイダンスに参加する必要はありません)。  4月20日以降、通常の授業内容に移行する予定です。もっとも、補講期間等も定まっておらず、今後の情勢次第では、さらに授業日程に変更を加えなければならない可能性もあります。現在の授業計画はあくまで暫定的なものであり、状況に応じて適宜内容を調整せざるを得ないこと、あらかじめご容赦ください。また、授業の実施方法について、当面はZoomを通したライブでのオンライン授業を予定しておりますが、状況によっては事前に録音した講義記録を視聴してもらうことにならざるを得ないかもしれません。この点も状況に応じて変わり得ること、あらかじめご容赦ください。  なお、このようにコロナウイルス対策の必要から、今期は少なくとも当面はオンライン授業によることになるとともに、その時々の状況に応じて授業計画・方法が変わりえます。今後の情報は、主としてITC-LMSにて適宜お伝えしていきますので、ITC-LMSにて法社会学のinformationを定期的にチェックするようにしてください。 【以下、当初より掲載している授業計画】 <飯田担当部分(月曜4限)>  ① 法社会学とは:イントロダクション  ② 実証分析の基礎(1)  ③ 実証分析の基礎(2)  ④ 実証分析の基礎(3)  ⑤ データでみる日本の法制度(1)  ⑥ データでみる日本の法制度(2)  ⑦ データでみる日本の法制度(3)  ⑧ 外国の法制度との比較〔比較法システム論〕(1)  ⑨ 外国の法制度との比較〔比較法システム論〕(2)  ⑩ 法社会学の理論(1)  ⑪ 法社会学の理論(2)  ⑫ 法社会学の理論(3)  ⑬ まとめ <佐伯担当部分(金曜3限)>  ①司法制度概観(1)  ②司法制度概観(2)  ③民事司法過程(1)  ④民事司法過程(2)  ⑤民事司法過程(3)  ⑥民事司法過程(4)  ⑦民事司法過程(5)  ⑧刑事司法過程(1)  ⑨刑事司法過程(2)  ⑩刑事司法過程(3)  ⑪弁護士  ⑫裁判官(1)  ⑬裁判官(2)
授業の方法
 講義形式で行う.
成績評価方法
 学期末試験により行う.なお,飯田担当部分と佐伯担当部分それぞれから50点満点分の出題をし,その合計点(100点満点)により評価する.
教科書
 特に指定しない.
参考書
 教科書ではないが,以下を参考書として読むことを推奨する.  フット,ダニエル H.(溜箭将之訳)(2006)『裁判と社会――司法の「常識」再考――』NTT出版.  村山眞維・濱野亮(2019)『法社会学(第3版)』有斐閣.  そのほか,学習を深めるために有益と思われる文献を,適宜講義中に紹介する.
履修上の注意
 特になし.
その他
【3/29追記】第1週と第2週は、オンラインでの試行的なミーティングと簡単なガイダンスのみ行います。       今のところ、授業は第3週(4月20日)から開始する予定です。 【4/3追記】第1、2週の具体的な予定については、授業計画における【4/3追記】部分に詳報を掲載しましたので、そちらを参照してください。なお、そちらでも記載している通り、今後は、主としてITC-LMSを通してスケジュール等について適宜お伝えしていきますので、ITC-LMSにて法社会学のinformationを定期的にチェックするようにしてください。