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最終更新日:2024年4月22日

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アジア政治外交史演習

近現代中国政治外交史
本演習は、近現代中国政治史を理解する上で必要と思われる文献の閲読を踏まえた上で講義と討論を行うことを通じて、中国政治を理解し、自ら立論する力を涵養することを目標としている。授業の概要としては、中国の成り立ち、国家機構と制度、社会主義建設の時代、改革開放の始動、市場経済化への邁進、和諧社会の追求、大国中国の模索、米中関係等の分野講義と討論を通じて現代中国の政治外交に関する理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0120096S
アジア政治外交史演習
松田 康博
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学部
授業計画
(1)文献閲読:中国とは何か (2)文献閲読:中華人民共和国前史(オンライン接続テスト) (3)ガイダンス (4)中国共産党・国家機構・中国人民解放軍 (5)法制度と法治・中央―地方関係・民族統治 (6)毛沢東時代の政治・外交 (7)改革開放と政治・経済 (8)市場経済化と政治社会の変容 (9)改革開放と外交・周辺外交と大国への始動 (10)統治の安定化に向けた試み・国際的影響力の追求 (11)強いリーダーシップを目指して・中国の夢を求めて (12)日中関係の展開 (13)米中関係の展開
授業の方法
*不確実性が高い状況にあるので、連絡は随時ITC-LMSを通じて行う。 (1)準備段階 4月8日および15日は必読文献を読み、内容の簡単なまとめと疑問点について、800字程度のコメントを執筆し、ITC-LMSにアップすること。この間に履修の確認及びオンライン授業の登録を行う。 (2)ガイダンスと講義 ガイダンスについては、オンラインで行う。方式に関してはITC-LMSを通じて受講者に事前に通知する。また、この時に、準備段階で読んだ、「中国とは何か」について、簡単な講義を行う。 (3)オンライン講義(あるいは通常講義) ① 受講者は全員前日(火)の正午までに、読んだ資料に関するコメントを400字程度、ITC-LMSの掲示板に投稿すること。 ② 本授業は、合併授業であるが、ITC-LMS上で、他研究科・学部の学生のコメントを相互に参照することができない。そこで教員が全員のコメントを編集したファイルを前日夜12時までにITC-LMSにアップする。授業の前に全員が全員のコメントを見た上で授業に臨むこと。 ③ 講師は、毎回PowerPointスライドを使う。授業後にITC-LMSにアップするが、これはこの授業用のみであり、許可なく受講者以外に回覧することを禁じる。録音・録画は厳禁とする。 ④ 授業の三分の二は講師による講義であるが、質問は随時受け付ける。三分の一は討論とし、受講者は積極的に発言することが求められる。 ⑤ 受講者は、学期末に教科書のIからXVIIIまでおよび米中関係の14領域の中から執筆するレポートの分野を確定する。最終授業から2週間以内に論文形式のレポートを提出すること。レポートのテーマについて、受講者はオンラインで講師と相談することができる。メールでアポを取ること。 *なお、感染状況の終息が見られた場合は、授業をオンラインではなく東洋文化研究所で行うこととする。
成績評価方法
出席、討論参加およびレポートを総合的に評価する。
教科書
川島真・小嶋華津子編著『よくわかる 現代中国政治』ミネルヴァ書房、2020年。 *4月中旬以降生協で購入すること。最初は一部コピーを使用する。
参考書
平野聡『大清帝国と中華の混迷』講談社、2007年。 毛利和子『現代中国政治〔第3版〕―グローバル・パワーの肖像―』名古屋大学出版会、2012年。 高橋伸夫編著『現代中国政治研究ハンドブック』(慶應義塾大学東アジア研究所 現代中国研究シリーズ)慶應義塾大学出版会、2015年。 天児慧『「中国共産党」論―習近平の野望と民主化のシナリオ―』NHK出版新書、2015年。 家近涼子・唐亮・松田康博編著『〔新版〕5分野から読み解く現代中国―歴史・政治・経済・社会・外交―』晃陽書房、2016年。 益尾知佐子『中国の行動原理―国内潮流が決める国際関係―』中公新書、2019年。
履修上の注意
議論は原則として日本語で行う。中国語学習歴あるか、あるいは中国語ができることが好ましい。
その他
必読文献、レポート提出要領など、基本的な資料・情報をITC-LMSから各自ダウンロードすること。今学期は、不確実性が高いため、ITC-LMSを頻繁にチェックすること。
実務経験と授業科目の関連性
特になし。