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最終更新日:2024年4月22日

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社会心理学特殊講義Ⅵ

文化と組織行動
仕事の場で我々が異文化と遭遇する機会は、年々増えつつある。経済のグローバル化に加え、先進国では若年労働人口の減少で外国人労働者の受け入れが進んでおり、異文化の人同士が一緒に働くことはごく身近なこととなってきている。こうした背景のもと、仕事の場における人間行動の文化差理解の重要性は高まってきている。本講義は、組織行動の文化差に関する知見の紹介を通じ、学生が、将来遭遇しうる異文化場面に対し、より深い理解を得て柔軟な判断ができるようになることをめざす。組織行動研究の中から、いくつかの主要なトピックをとりあげ、従来のモデルを紹介した上で、比較文化研究で近年、どのような文化差や文化的普遍性が検証されているかを紹介する。とりあげるトピックとしては、①仕事のやる気のメカニズム(仕事の動機付けの仕組みとその文化差)、②うまく機能する職場の人間関係の特徴(集団、チーム、リーダーシップの特徴とその文化差)、③仕事場面の紛争・葛藤・危機とその処理(責任判断、葛藤、交渉の仕組みと文化差)を予定している。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04194246
FLE-HU4Y02L1
社会心理学特殊講義Ⅵ
膳場 百合子
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
第一回:オリエンテーション(授業概要、分野の歴史、方法論) 第二回:仕事のやる気のメカニズム(1)(動機づけに関する理論) 第三回:仕事のやる気のメカニズム(2)(動機づけに関する理論、動機づけの文化差) 第四回:仕事のやる気のメカニズム(3)(動機づけに関する文化差) 第五回:職場の人間関係(1)(職場集団、チームに関する理論) 第六回:職場の人間関係(2)(職場集団、チームに関する文化差) 第七回:職場の人間関係(3)(リーダーシップに関する理論) 第八回:職場の人間関係(4)(リーダーシップに関する文化差) 第九回:紛争・葛藤・危機とその処理(1)(組織場面の責任判断の理論) 第十回:紛争・葛藤・危機とその処理(2) (組織場面の責任判断の文化差) 第十一回:紛争・葛藤・危機とその処理(3) (葛藤と交渉に関する理論) 第十二回:紛争・葛藤・危機とその処理(4) (葛藤と交渉に関する文化差) 第十三回:理解度確認(試験)
授業の方法
基本は講義形式で授業を実施する。教室人数が少ない場合はディスカッションも随時はさむ予定。
成績評価方法
試験による。
教科書
特に指定しない。
参考書
授業の中で文献を適宜紹介する。
履修上の注意
日頃から、新聞、テレビのニュースなどを通じて働く人の直面する問題や、異文化接触に関わる問題について、関心を高めておくと良い。