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最終更新日:2024年4月22日
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社会心理学特殊講義Ⅵ
文化と組織行動
仕事の場で我々が異文化と遭遇する機会は、年々増えつつある。経済のグローバル化に加え、先進国では若年労働人口の減少で外国人労働者の受け入れが進んでおり、異文化の人同士が一緒に働くことはごく身近なこととなってきている。こうした背景のもと、仕事の場における人間行動の文化差理解の重要性は高まってきている。本講義は、組織行動の文化差に関する知見の紹介を通じ、学生が、将来遭遇しうる異文化場面に対し、より深い理解を得て柔軟な判断ができるようになることをめざす。組織行動研究の中から、いくつかの主要なトピックをとりあげ、従来のモデルを紹介した上で、比較文化研究で近年、どのような文化差や文化的普遍性が検証されているかを紹介する。とりあげるトピックとしては、①仕事のやる気のメカニズム(仕事の動機付けの仕組みとその文化差)、②うまく機能する職場の人間関係の特徴(集団、チーム、リーダーシップの特徴とその文化差)、③仕事場面の紛争・葛藤・危機とその処理(責任判断、葛藤、交渉の仕組みと文化差)を予定している。
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