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最終更新日:2024年3月15日

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社会心理学概論Ⅱ

公共政策と心理学(行動政策学)
 社会心理学は「社会」を扱っていないと指摘されて久しい。しかし2000年以降、行動経済学の隆盛(当初は「経済心理学」と呼称されていたが今では「心理学」のラベルが消えてしまった・・・)という外圧を受けたり、beyond academicsをスローガンとする学会長の登場などにより、状況は少しずつ変わりつつある。
 本授業では、すでに経済学者らが社会心理学の知見を活用して展開してきたさまざまな公共政策への応用や社会実装の実例を紹介するとともに(応用編)、これらを実体として理解する上で欠かせない研究手法および公共政策学の理論に関するレクチャーを行う(基礎編)。また後半には、実際に中央府省(警察庁)でこれらの手法にもとづいた政策策定の取り組みを行っている関係者を招き、最新の動向をレクチャーしてもらう予定である。
 本講義に適合するのは、①将来的に府省・都道府県や企業において政策・制度設計に携わりうる人、②社会心理学と社会との接合面に興味関心のある人、③その他である。
 社会心理学の素養があることは望ましいが必須ではない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
04194202
FLE-HU4Y01L1
社会心理学概論Ⅱ
白岩 祐子
S1 S2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
文学部
授業計画
初回に提示するスケジュールに沿って講義形式で実施する。スケジュールは①フィールド実験・自然実験の理論と実践、②公共政策学の理論、③心理学的知見にもとづく公共政策の実例、に大別される。
授業の方法
パワーポイントを使った講義形式。適宜資料を配布する。
成績評価方法
毎回のレスポンス内容(30%)と最終レポート(70%)の総合評価
教科書
Princeton Univ. Pressの『The behavioral foundations of public policy』を底本とするが、高額であるため必須としない(なお6月には翻訳本『行動政策学-応用行動科学による公共政策のデザイン』が刊行される予定である)。その他、使用するテキストは授業内で適宜紹介する。
参考書
授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
特になし