学部後期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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神経と脳

機械や計算機と対比しながら,生物や脳の情報処理メカニズムを学ぶ.
動物の行動が起こるしくみを感覚・脳・行動から学ぶ
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-MX3b26L1
FEN-MX3b26L1
神経と脳
神崎 亮平
A1 A2
月曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
高橋担当分 1.イントロダクション―エンジニアのための脳科学とは? 1.1 脳の構造から機能を探る 1.2 ハードウェアとしての耳―耳の構造と人工内耳の発明 1.3 脳の予測機能―22個の電極が3万本の聴神経を代替できる理由 2.知覚のメカニズム 2.1 神経信号の正体―神経細胞が電気で情報を伝える仕組み 2.2 神経細胞の情報処理メカニズムと神経インターフェイス―人間に五感をもたらす仕組み 2.3 おばあさん細胞仮説―脳の階層性がもたらす“概念”の形成 2.4 神経細胞の情報処理メカニズムと分散表現―神経細胞のチームプレーを可能にする脳内クロック 2.5 機能マップと神経ダーウィニズム―脳による学習のメカニズム 2.6 脳の省エネ戦略―自己組織化マップと深層学習による効率的な情報表現 3.運動のメカニズム 3.1 筋肉と骨格―生物の運動をつくり出す機構と制御 3.2 筋肉の制御回路―運動ニューロンによる身体の動作制御 3.3 脊髄―運動パターン生成器 3.4 大脳皮質の運動関連領野―階層的な運動制御 4.芸術と脳科学 4.1 脳と芸術―脳は分布に反応する 4.2 好き嫌いの法則性―ヒトの“好み”に作用する進化の淘汰圧とドーパミン刺激 4.3 芸術の法則性と芸術家の芸風―芸術のエッセンスは脳への訴求力 5.脳科学の倫理 5.1 骨相学に学ぶ 5.2 社会が成果を決める 神崎亮平担当分 1.イントロダクション    神経行動学がめざすところ    生物の賢さとモデル生物,非モデル生物 2.動物行動学(Ethology) 2-1.鍵刺激・解発機構・定型的行動 2-2.環境世界,感覚の世界 3.神経生理学(Neurophysiology) 3-1.感覚情報の表現 3-2.ニューロンの構造と機能 4.神経行動学(Neuroethology)
成績評価方法
出席,小テスト,試験による.
教科書
メカ屋のための脳科学入門(日刊工業新聞社);神崎亮平編著 (2018) 「昆虫の脳をつくる ─君のパソコンに脳をつくってみよう─」 朝倉書店;神崎亮平 (2014) 岩波科学ライブラリー228「サイボーグ昆虫,フェロモンを追う」岩波書店
参考書
神崎亮平編著 (2018) 「昆虫の脳をつくる ─君のパソコンに脳をつくってみよう─」 朝倉書店 (全216頁) (978-4254102772).
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)