学部後期課程
HOME 学部後期課程 材料統計力学
過去(2019年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

材料統計力学

マテリアルは、原子というナノスケールの構成要素が10の23乗個程度集まった超多体系である。マテリアルの機能(電気物性、光物性、磁性、ゴム弾性、等)を理解し、設計し、制御するためには、ナノスペースでの物理法則である量子力学と、超多体系を扱う方法論である統計力学(本講義)を知らなければならない。特に、マテリアルを簡単なモデルで近似する意味、量子統計における状態の数え上げ方と結果として得られる分布の意味、結果の分布をブラックボックスとして覚えるのではなく導く過程、を理解してほしい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-MA2202L1
FEN-MA2202L1
材料統計力学
木村 薫
A2
火曜4限、金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
1 マテリアルと現代物理学 2 統計力学の基礎   a ミクロカノニカル分布   b カノニカル分布   c フェルミ分布とボーズ分布   d グランドカノニカル分布 e 熱平衡状態の統計力学的意味 f 古典統計力学 g カノニカル分布の特徴 h フェルミ分布の応用(電子比熱) i ボーズ分布の応用(格子比熱)
成績評価方法
試験(ノート、参考書持ち込み不可、電卓持ち込み可)
教科書
久保亮吾・統計力学(共立全書)
参考書
熱学・統計力学(裳華房)
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)
その他
前提となる知識と項目:量子力学、熱力学 応用先_分野と項目:固体物理学、物性物理学、半導体材料、半導体デバイス、ポリマー材料 事後履修:デバイス材料工学,半導体物性学,固体物性学,高分子料学I 事前履修:基礎熱力学,材料量子力学