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最終更新日:2024年4月1日

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学術フロンティア講義 (気候と社会)

気候と社会
 地球の気候システムはさまざまな時間スケールで変動しており、それにかかわる海洋環境の変化や極端気象の発生などの自然現象は、生態系はもちろん農林水産業といった人間社会の営みに影響してきた。20世紀後半以降、気候の温暖化が顕著となり、科学的な評価にもとづき、産業革命以降の文明社会が排出してきた温室効果ガスがその原因であることが明らかになっている。温暖化による社会への負の影響を最小限に抑えるため、2050年までに二酸化炭素の正味排出をゼロにするカーボンニュートラルが国際的な流れとなってきた。
 気候変動あるいは地球温暖化の問題は、もはや自然科学の枠を超えている。気候変動を理解し予測する理学的なアプローチ、気候変動の影響を明らかにする農学・水産学・生物学的アプローチ、カーボンニュートラルを実現する工学的なアプローチに加えて、将来の社会の在り方に依存する温室効果ガスの排出経路推定、気候正義に代表される社会の格差解消に対する公共政策、個人から組織、国家までのさまざまな階層でカーボンニュートラルを達成するための行動変容など、人文社会科学的なアプローチを組み合わせたトランスフォーマティブサイエンスの実施が必要である。そこで本講義では、変わりゆく気候のもとで持続可能な社会を実現するための分野横断的な自然科学・社会科学・人文学研究を俯瞰する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51462
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (気候と社会)
瀬川 浩司
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 2022年7月に東京大学に発足した気候と社会連携研究機構におかれた3部門(「地球システム変動研究部門」「生態システム影響研究部門」「人間システム応答研究部門」)の研究者が最先端の研究成果を紹介する。担当教員:沖 大幹(機構長)/渡部雅浩(大気海洋研究所)/中村 尚(先端科学技術研究センター)/江守正多(国立環境研/未来ビジョン研究センター/総合文化研究科)/吉田丈人(総合文化研究科/総合地球環境学研究所)/瀬川浩司(総合文化研究科)/杉山昌広(未来ビジョン研究センター)ほか
授業の方法
講義
成績評価方法
レポート
履修上の注意
特になし