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最終更新日:2024年3月15日
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学術フロンティア講義 (循環:Circle, cycle, circulation)
循環:Circle, cycle, circulation
【重要】大学の方針より、本講義の長さは90分とします。曜限は水曜日の5限(17:05〜18:35)。
資源の再利用のためのリサイクルの身振りが、われわれの日常に入り込んで既に久しくなります。環境保護とエコロジーを旨とする今世紀において、世界の持続可能性を保証するものとしての循環は、一つの理念という地位を占めるにいたっています。有限なわれわれがあくまで有限な存在として、しかし何かを存続させることができるためには、循環しなくてはならないし、させなくてはならない。それを引き受け、あるいは考慮に入れなくてはならない。ただその一方で、循環が持続させるものは、良いものばかりとは限りません。われわれが直面する様々な問題のなかには、それが再生産されるメカニズムがその解決を難しくしているものも多くあります。このとき循環は、むしろ堂々巡りないし悪循環として、われわれにその解決を迫って来るものとなるでしょう。こうして何かの存続を考えるにせよ、変革を考えるにせよ、その何かを支える循環を考えることは、多くの示唆をもたらしてくれるように思われます。本講義では、文理の双方からのアプローチにより、さまざまな場面で見られる「循環」の諸相と諸局面を照らし出すことを通じて、この現代世界の鍵概念を考える手掛かりを提供することを目指します。
詳細な担当教員および各講の講義内容はLAPのHPを参照すること
http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/*****
(9月初頭にに掲載する予定)
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