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最終更新日:2024年4月1日

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事例研究(人工知能と社会)

人工知能が浸透する社会について考える
 「人工知能」が新聞紙面で見ない日はないほど、自動運転・農業・医療・金融・サービス業等様々な人工知能が紹介され、社会的な関心は高まっています。そのため、国内外で人工知能技術の開発初期段階からの原則策定や、技術の倫理的、法的、社会的影響(Ethical, Legal and Social Implications)の議論が行われています。このような議論には多様な分野の知見が求められており、今後、情報系研究者も倫理・法・社会的知見を持つこと、政策関係者や実務家、人文・社会科学の研究者も情報技術に関する知見を持つことが必要となります。
 本授業では、「どうやったら技術を社会に受容してもらえるのか」「技術が私たちの社会をどう変えてしまうのか」という技術決定論的あるいは受け身な態度ではなく、「どのような社会を目指し、そのために技術や人は何ができるか」といった視点から「人工知能と社会」における論点を考えます。そのため、人工知能関連技術と密接に関係する分野や学問領域で話題提供いただくゲスト講師をお招きします。
 また授業は人文・社会科学系、理工系の学生に開かれており、異分野の学生同士での対話の仕方も学び、ディスカッションを通して各々特定のテーマについての最終レポートを作成します。また、学生には授業前にテーマに関する資料を予習し、質疑応答やディスカッションに主体的に参加することが求められます。
 本授業への最大受け入れ可能人数は最大30名です。受講者多数の場合、分野のバランスを考慮しつつ選抜を行います。そのため、本授業への参加を希望される方は必ず初回授業(4月11日)への参加をお願いします。どうしても初回に参加できない場合は、教員に事前に連絡をしてください。 
 なお、本授業は総合文化研究科、情報理工学系研究科、情報学環・学際情報学府、公共政策大学院の合併授業です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5140078
GPP-MP6Z40S1
事例研究(人工知能と社会)
江間 有沙
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
東大の教員に加えて、外部から専門分野のゲスト講師をお招きします。 また講師の順番・内容は変更になる可能性があります。 詳しくはUTask-Web, および授業ウェブサイト(http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/ai_society/)で確認してください。 4月11日:「人工知能が浸透する社会を考える」(担当教員によるイントロダクション) 4月18日:「人工知能の将来と人間・社会」(情報理工学系研究科 教授:國吉康夫) 4月25日:「人工知能に関する法的課題」(法学政治学研究科 教授:米村滋人) 5月9日:「アルゴリズムによる意思決定と公平性」(生産技術研究所 助教:小宮山純平) 5月16日:「ロボットは敵か味方か?」(情報学環 教授:佐倉統) 5月23日:「テクノロジーアセスメントと人工知能」(公共政策 教授:城山英明) 5月30日:「機械学習による実世界理解」(情報理工学系研究科 教授:原田達也) 6月6日:学生WS:最終レポート課題に向けたディスカッション 6月13日:「SF漫画家が実践している『未来の見つけ方』」(SF漫画家:山田胡瓜) 6月20日:「医療と人工知能」(医学系研究科 准教授:今井健) 6月27日:「人工知能の心を読むことをめぐって」(人文社会系研究科 教授:唐沢かおり) 7月4日:「ロボットと雇用」(経済学研究科 教授:川口大司) 7月11日:「AI社会の歩き方」(政策ビジョン研究センター 特任講師:江間有沙)
授業の方法
毎回テーマに応じて指定された論文や記事2-5本程度を読み、疑問点やコメントを提出することを授業前課題とします。授業では30~40分講義を行った後、質疑応答・ディスカッションを行い、授業後にミニレポート執筆を行い、出席者間で共有します。
成績評価方法
平常点(毎時間作成したミニレポート、ディスカッションへの参加)と最終レポートで評価します。
教科書
適宜紹介する。
参考書
適宜紹介する。
履修上の注意
本授業の様子や内容(提出物の記述内容含む)について、完全に匿名化し、ホームページや報告書等で公開することがあります。