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最終更新日:2024年4月1日

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全学自由研究ゼミナール (保型関数入門)

保型関数入門
保型関数はもともと、ガウス、フックス、クライン、ポアンカレらの微分方程式の研究で見出された特殊関数であるが、数論とも深く関連しており例えば フェルマー予想の解決においても重要な役割を果たした。また 幾何学、数理物理など数学の広い分野にわたって現れる重要な関数でもある。
このセミナーでは保型関数・保型形式に対して基本的な内容を講義する。
この講義は、数学あるいは数理物理学の研究者を目指している学生を対象としているので一年の解析学程度の知識に加え、複素関数論の初歩 (コーシーの積分定理、偏角の原理あたりまで)を予備知識として仮定する。 だだし、講義内で何を勉強したらよいか指示するので、意欲のある学生なら並行して学習すれば何とかなるかもしれない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51375
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (保型関数入門)
松本 久義
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
保型関数・保型形式の基礎を解説した後、 楕円モジュラー形式の空間の次元の計算を目標とする。 (1) 非ユークリッド幾何と内部モデル (2) 一次分数変換・上半平面 (3) 楕円関数の一般論 (4) ワイエルシュトラスのぺー関数 (5) SL(2,Z) に対する保型形式 、カスプ形式、フーリエ展開 (6) アイゼンシュタイン級数、判別式、J不変量 (7) 保型形式の空間の次元の決定
授業の方法
講師による講義 Zoomによるテレワーク講義になる可能性が高いの詳細は追って掲示する。
成績評価方法
レポートによる。
履修上の注意
※数理科学研究科棟 122 数学科進学希望者向け、予備知識をそれなりに仮定する。