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最終更新日:2024年4月1日

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放射線環境科学

福島第一原発事故に起因した農業環境における放射能汚染の実状および調査研究により得られた知見を学ぶ
2011年3月の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故では多くの放射性物質が環境中に放出されました。放射性物質が降下した場の多くは農林水畜産業の場であり、事故直後から農学者により多くの調査研究がなされました。本講義では、食の安全と農業環境に焦点を当て、農業の場における放射能汚染の実態とその対策のための試験研究で得られた知見を学びます。同時に放射線や放射性物質の基礎も講義します。受講者は、本講義を通じて、農業環境における放射能汚染の実態把握と放射能汚染からみた食の安全確保への取り組みを理解することが期待されています。さらに、当該事故と同時代を生き、今後世界を舞台に活躍が期待される受講者諸君にとって、本講義が、当該事故を体験とともに語れる人材となる最初のステップとなることを期待します。なお、この講義は「福島復興学(仮称)」の支援により現場の方の話を聞く機会など設けています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51335
CAS-GC1Db5L1
放射線環境科学
田野井 慶太朗
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
オンラインで行います。 以下、検討中。 冒頭のガイダンスの後、教科書「土壌汚染」の各章を基本として、放射能汚染について解説します。 (1)ガイダンス・原発事故の概要 (2)第一章 土壌と放射能汚染 (3)第二章 汚染の実態(Ⅰ) (4)第二章 汚染の実態(Ⅱ) (5)第二章 汚染の実態(Ⅲ) (6)第二章 汚染の実態(Ⅳ) (7)第三章 放射性物質は循環するか (8)第四章 これからの除染はどうあるべきか(Ⅰ) (9)第四章 これからの除染はどうあるべきか(Ⅱ) (10)重要トピックーイネの汚染と対策 (11)重要トピックーダイズなど畑作物の汚染と対策 (12)重要トピックー林産物の汚染 (13)試験
授業の方法
教科書を用語や事象の解説をしながら読み解きます。受講者には、前もって講義で取り扱う範囲を予習したり、講義中の課題を行うなどを期待します。また、教科書より深く解説する項目については、配布資料およびスライドで示します。
成績評価方法
試験および課題等により総合評価します。
履修上の注意
参考書は以下のURLより無料でpdfにて入手可 https://link.springer.com/***** https://link.springer.com/***** https://link.springer.com/*****