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最終更新日:2024年4月22日

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イノベーションの経済学

イノベーションの経済学
本講義では、経済学の観点からイノベーションに係わる諸トピックにアプローチする。第一に、イノベーションの測定にあたっての視点として、俯瞰的アプローチと微視的アプローチを紹介する。その中で、俯瞰的アプローチにおける国際的な取り組みを歴史的に俯瞰しながら、わが国で行われた調査の主要結果を概観する。第二に、微視的アプローチの意義とその内容を理論的な観点も加味しつつ説明する。その上で、社会的・経済的にインパクトを与えたイノベーション事例をいくつか選定し、微視的アプローチを具体的に応用する。第三に、イノベーションの測定に関する論点を踏まえて、イノベーション創出についての市場の役割と政策への含意について考察を加える。
なお、経済学のバックグラウンドのない受講者も歓迎し、分析に用いる基礎的なミクロ経済学の知識から最近の実証手法(構造推定手法)については講義の中で解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5123275
GPP-MP6E20L1
イノベーションの経済学
五十川 大也
A1 A2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
01. イントロダクション 02. イノベーション測定における俯瞰的アプローチと微視的アプローチ 03. イノベーション調査に見るわが国のイノベーション 04. 微視的アプローチ(1):構造推定に基づくイノベーション測定手法 05. 微視的アプローチ(2):離散選択モデルを用いた需要推定 06. 微視的アプローチ(3):ヘドニック法 07. 事例分析(1):太陽光発電 – 公的補助の役割 08. 事例分析(2):ハイビジョンテレビ – 補間財の役割 09. 事例分析(3):スタチン系製剤 – フォローオン・イノベーションの役割 10. イノベーションの創出に向けた市場の役割と限界 11. 市場の失敗と科学技術イノベーション政策 12. 講義のまとめ、イノベーションに関する最近のトピック 13.(予備日) ※授業の進捗や受講者の要望により、内容と順序には変更がありうる。
授業の方法
講義による
成績評価方法
レポート(2回を予定)による
教科書
大橋弘編(2014)「プロダクト・イノベーションの経済分析」東京大学出版会.
参考書
授業の中で適宜指示する
履修上の注意
特になし