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最終更新日:2024年4月1日

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国際空間秩序と法

演習(国際法)
陸・海・空・宇宙を対象とするいわゆる領域論は、国際法の諸分野の中でも非常に重要な分野であり、国際法の解釈・適用の上でもまた外交政策・公共政策上も興味深い様々な素材を提供してきた。
この授業では、海洋、国際航空、宇宙、領土をめぐる国際法上の諸課題について、実定国際法の解釈はもとより、明日のあるべき法(国際空間秩序)の提案も射程に入れつつ検討を行う。あわせて、第5の空間といわれるサイバー空間に関する国際法問題(特にサイバー攻撃の問題)についても検討してみたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5121130
GPP-MP6L20L1
国際空間秩序と法
中谷 和弘
S1 S2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
若干の回数の講義の後は、上記の諸課題について割り当てをきめて順次報告してもらい、討論するという形ですすめたい。 第1回 ガイダンス 第2回 概説1:陸の国際法、海の国際法 第3回 概説2:空の国際法、宇宙の国際法、サイバー空間の国際法 第4回ー第13回:履修者による課題報告、討論 想定される課題報告の例としては、陸につき、日本の領土問題と国際裁判、コンドミニウム、海につき、国際海峡の法的地位、境界未画定海域における一方的資源開発と国際法、空につき、防空識別圏、航空協定の解釈・適用をめぐる紛争、宇宙につき、宇宙資源開発と国際法、宇宙旅行と国際法、サイバーにつき、サイバー攻撃と国際法、サイバー外交のあり方など。
授業の方法
ゼミ形式、日本語にて行う。
成績評価方法
報告、報告に基づくレポート、平常点(出席状況等)を総合的に評価する。 成績をA+・A・B・C+・C-・Fで評価する。
教科書
特定の教材は用いない。各種資料等は、ITC LMS に適宜、アップロードする予定。
参考書
必要に応じて適宜指示する。航空に関しては、中谷『航空経済紛争と国際法』(2022年、信山社)、サイバーに関しては、中谷他『サイバー攻撃の国際法:タリン・マニュアル2.0の解説』(2018年, 信山社) 参照。各種資料等は、適宜、ファイルを参加者に送信する予定。
履修上の注意
国際法未修者の参加も可能だが、概説書(例えば、中谷他『アルマ国際法 第4版』(有斐閣))にあらかじめ目を通しておくことを希望する。
その他
総合法政、法科大学院、公共政策大学院の合併の授業であるが、海洋学際教育プログラムの科目として登録されているのは5121130のみである。 私のプロフィール・著作一覧は、http://www.j.u-tokyo.ac.jp/***** 参照。