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最終更新日:2024年4月22日
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地域文化論Ⅱ
紛争と和解から見たアジア共同体
この授業では、アジア地域における、一国内あるいは複数の国の間での、人びとの紛争・対立・葛藤をめぐる記憶について、個別の事例を取り上げて論じていく。具体的には、それはどのようなもので、それがどのように想起され、それがどのように語り継がれ、その解決のためにどのような取り組みや政策がとられてきたのか、またそれが効果をもったのか、限界があるとすればどのようななぜであるか、などを、それぞれの問題に詳しい研究者などに話を聞き、受講者と議論していく。
そして、それぞれの事例について知り、それを比較することで、地域文化研究のあり方を学んでいく。そうした記憶・対立・葛藤を乗り越えて、アジア共同体をどう展望していくのかについても、受講者はスピーカーと議論してほしい。
予定している各回の内容は以下のとおりである。
植民地朝鮮の記憶 / 北朝鮮への「帰国」事業
台湾における日本の「記憶」と現在 / 中国人強制連行の記憶
日本におけるソ連/ロシアの記憶
香港における英領植民地としての「記憶」
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