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最終更新日:2024年4月22日

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地域文化論Ⅱ

紛争と和解から見たアジア共同体
この授業では、アジア地域における、一国内あるいは複数の国の間での、人びとの紛争・対立・葛藤をめぐる記憶について、個別の事例を取り上げて論じていく。具体的には、それはどのようなもので、それがどのように想起され、それがどのように語り継がれ、その解決のためにどのような取り組みや政策がとられてきたのか、またそれが効果をもったのか、限界があるとすればどのようななぜであるか、などを、それぞれの問題に詳しい研究者などに話を聞き、受講者と議論していく。
そして、それぞれの事例について知り、それを比較することで、地域文化研究のあり方を学んでいく。そうした記憶・対立・葛藤を乗り越えて、アジア共同体をどう展望していくのかについても、受講者はスピーカーと議論してほしい。

予定している各回の内容は以下のとおりである。

植民地朝鮮の記憶 / 北朝鮮への「帰国」事業
台湾における日本の「記憶」と現在 / 中国人強制連行の記憶
日本におけるソ連/ロシアの記憶
香港における英領植民地としての「記憶」
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51095
CAS-GC1B22L1
地域文化論Ⅱ
谷垣 真理子
A1 A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
原則リレー講義である。第1回は谷垣と外村大が授業の進め方について説明する。 毎回の授業のテーマは以下のとおりである。本授業は、谷垣のほか、外村大、三ツ井崇が協力教員である。ゲストスピーカーのうち、海外から3名を招聘する予定である。 現在、決まっている論題は以下のとおりである。現在、講師を手配中である。 植民地朝鮮への「記憶」 北朝鮮への帰国事業 中国人強制連行の記憶 日本におけるロシア/ソ連の「記憶」と現在 沖縄における戦争の「記憶」とアジア共同体 台湾における日本の「記憶」と現在 香港における英領植民地としての「記憶」
授業の方法
このテーマに関する研究を行っているゲストを学内外から招聘して講義してもらう。受講者はできるだけ講義に関連する参考図書や論文を読んできた上で、授業に出席してもらいたい。最終回の授業では、毎回の授業時に提出してもらったコメントペーパーをもとに、まとめの議論を行う。 講義は原則日本語で行う。ゲストスピーカーの講話は、英語以外の言語の場合には、日本語通訳をつける。
成績評価方法
当該諸問題に関して毎回簡単なコメントペーパーを出してもらう。また、期末には4000字~6000字程度のレポートを提出してもらう予定である。これらのほかに、授業への出席、授業における討論への参加貢献度などを総合的に判断して成績を評価する。  
履修上の注意
はじめて聞く話もあると思うので、まずはできるだけ多く出席してください。参考文献は随時itc-lmsでupload することにします。