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最終更新日:2026年4月20日
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世界史論
裏の世界史――西洋・古代中世篇
古代史や中世史のような古い時代については、史料も出尽くし、読み尽くされていて、教科書に書かれていることは基本的に揺らぎのない事実だと思われがちである。しかし、この授業では、そのような教科書に書かれている記述がいかに歴史的に形成されてきたか、そしてトピックによっては、史実といかに乖離したものであるかについて、様々な観点から有名な事例を紹介していく。加えて、それらの教科書記述とは全く異なる歴史叙述も取り上げることで、歴史記述の難しさや、何が本当で何が嘘かを確定することが必ずしも歴史学の役割ではないことを理解してもらいたい。
実際、史実に全く立脚しておらず、一見すると荒唐無稽であるにもかかわらず、長期にわたって信じられ、また人々の想像力を喚起してきた歴史の方が、むしろその後の権力関係や歴史認識を支配するということも起きている。このことは、デマと真実の間に揺れ動く、分断された社会において、どのような対話の在り方や意思決定の判断方法を築きあげるかについて、何かしらの示唆を与えてくれるものでもあろう。同時に、西洋古代史、中世史における重要な歴史的人物・出来事・古典についての基礎的な知識を獲得することも目標としている。
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