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最終更新日:2026年4月20日

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世界史論

世界史のなかの「人種」―アメリカ合衆国の事例を中心に
 本講義は、アメリカ合衆国の事例を中心に、世界史の中で「人種」という概念が生成し、変容していく過程を通観する。ひいては、今日のアメリカに顕著な人種問題を軸とする政治的分極化の意味を問い直すものである。具体的には、近世大西洋を舞台にした奴隷貿易から北米大陸での奴隷制の展開、奴隷制廃止後に広がる人種隔離制度(ジムクロー)や植民地主義の問題、そして、遺伝学や人類学から派生した「科学的人種主義」、さらには、現代の貧困や暴力と結びついた「新しい人種主義」などをトピックとして取り上げる。上記のように、多様な形態で現れるアメリカの人種問題は、各時代の政治や社会、対外関係と密接な関係がある。「人種」の歴史を学ぶことで、今日にいたる世界とアメリカの歴史の大きな流れを理解してほしい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50673
CAS-GC1B54L1
世界史論
中野 耕太郎
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
おおむね以下の計画に沿って講じる予定である。 第1回 イントロダクション 第2回 環大西洋世界と「ヴァージニア王国」―「1619」を問い直す 第3回 先住民と「人種」の遭遇―19世紀前半 第4回 南北戦争の意味:1861-65年 第5回 再建の夢と挫折:1865年-1877年 第6回「ジムクローの奇妙な経歴」 第7回 植民地帝国への道―米西戦争(1898年)のインパクト 第8回 南・東欧移民とカラーライン:20世紀初頭 第9回 総力戦と人種主義:20世紀前半 第10回 冷戦市民権とブラウン判決:1950年代 第11回 市民権運動とカウンターカルチャー: 1960s 第12回 「新しい人種主義」の台頭と収監国家:20世紀末 第13回 まとめ―「壁の向こうの住人たち」:2010年代
授業の方法
講義形式で行う。
成績評価方法
学期中、数回課するコメントシートと学期末試験で評価する。
履修上の注意
初学者にも理解可能な講義を目指しているが、知識不足を感じる学生は、参考文献にあげたアメリカ史関連の新書などを読んで、各時代の政治と社会の基礎的な事項を確認しておいてほしい。なお、第1回の講義はオンラインで行う。