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世界史論

「移民の国」アメリカの形成
みなさんはアメリカ合衆国にどのようなイメージを抱いているでしょうか。多くの人が共有するアメリカ像の一つは「移民の国」ではないでしょうか。実際、グローバル化が加速する今日、世界総人口の3.4%に相当する約2億6千万人が生まれ育った国・地域の外で暮らしていますが、その2割はアメリカに居住しています。アメリカは、その建国以来3度目の大規模移住の只中にあると言われ、外国出身者は総人口3億2700万人の15%を占め、アメリカ生まれの第二世代を含めると総人口の 25%となります。このような社会の変化と同時に、多様化を「われわれ」「わが国」「わたしたちの社会」への脅威と捉える排外主義もまた顕著となっています。歴史を振り返ってみれば、100年前、現在とほぼ同水準の移民を迎えた後に続いたのは、厳格な移民制限の時代でした。しかし、皮肉なことに、アメリカは「移民の国」であるという国造りの物語が形成されたのも、移民制限の最中のことでした。わたしたちはこうした歴史からどのような知見を得られるでしょうか。この授業では、揺れ動く 「移民の国」アメリカの形成を18世紀末に遡って検討しながら、現代アメリカへの理解を深めます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50208
CAS-GC1B54L1
世界史論
小田 悠生
A1 A2
月曜5限
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教室
駒場5号館 512教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1: 序 - 移民国家アメリカ論の諸相 2: 19世紀の環大西洋世界 3: 19世紀の環太平洋世界と大陸国家 4: 工業化社会と大規模移住の時代 5: 人種科学と硬化する国境 6: 戦時社会と「国民」の境界 7: 「移民」と「ゲストワーカー」 8: 冷戦、人道主義と難民 9: 多文化主義の萌芽 10: 「アジア系アメリカ人」の多相性 11: 「ラティーノ・ヒスパニック」の多相性 12: 非正規移民と要塞化する国家 13: 結 - 21世紀アメリカの諸課題
授業の方法
講義形式の授業です。資料読解を中心とした複数回の課題と、期末テストによって成績評価します。
成績評価方法
平常点・授業内課題:40% 期末試験: 60%
履修上の注意
特になし。