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最終更新日:2024年4月1日

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ゲノム生物学

生物の構造と機能は基本的にはゲノムのDNAによって決められる。ゲノムとは世代を超えて引き継がれていく、生物の持つ遺伝情報の本体である。したがって、その基本構造を知ることは多様な生命現象を理解するための基礎となり、不可欠である。本講義では、まず遺伝情報の総体としてのゲノム構造の一般的特性から始まり、遺伝情報の複製・発現などについて学ぶ。さらに、ゲノムの情報はさまざまな環境要因によって修正されることについて理解を深める。最近注目されているノンコーディングRNAもそのような過程に関わる分子の1つと捉えることが可能であり、その作用機序についても学ぶ。また、ゲノム生物学における生物情報科学の発展においては、それらのゲノム情報をどのように解析し応用するかという点が重要である。そこで、このような視点から、ゲノム情報解析の意義と方法、今後の展開、さらには付随する問題点についても学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
47240-31
GFS-MJ6S08L1
ゲノム生物学
程 久美子
S1
金曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
新領域創成科学研究科
授業計画
第1回 DNA・RNAの構造、ゲノムの構造、遺伝暗号の縮重、モデル生物におけるゲノムプロジェクト、ヒトゲノムの構成 第2回 ゲノムの維持と変化(複製・変異) 第3回 ゲノムの維持と変化(修復)、ゲノム地図作成(遺地図・物理地図) 第4回 ゲノム中の遺伝子の位置、 第5回 エピジェネテイクスの分子機構(ヒストンコード、ゲノムメチル化、機能性RNA) 第6回 エピジェネテイクスの分子機構(クロマチンリモデリング)、エピジェネテイクスの関わる生命現象 第7回 外来遺伝子によるゲノム制御(免疫応答、ウイルス、動く遺伝子) 、ゲノム編集など 第8回 試験
授業の方法
講義形式。資料を配布する。
成績評価方法
出席状況,授業態度,レポートあるいは試験の成績に基づいて総合的に評価する。
教科書
特に指定しない。
参考書
ゲノム 第3版 (GENOMES, Third Edition) 著者、T.A. Brown. 翻訳、村松正實、木南凌.メデイカルサイエンス・インターナショナル. 細胞の分子生物学 第4版 (Molecular Biology of the Cell, Fourth Edition). 著者、Bruce Alberts他.監訳、中村桂子、松原健一.株式会社ニュートンプレス.
履修上の注意
特になし。
その他
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