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最終更新日:2024年4月1日

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非線形科学

非線形科学 (Nonlinear Science)
本講義は,科学一般に広い関心をもつ学生を対象としたものである.自然,社会,技術の様々な事象において「複雑性」が問題となる.複雑性の深層には「非線形という数学的構造」がある.ある範囲で厳密な法則でも,それを無制限に拡大・延長して適用することはできない.変数(パラメタ)の「大きさ」によって法則が変化する.これが非線形ということの意味である.本講義は,非線形とは何であるかを「具体的」に理解できる手引きとなることを目的としている.非線形というのは数学的な概念であるから,「非線形現象」と呼ばれるものをただ羅列しても,非線形とは何かが理解できたという満足は得られないだろう.したがって,非線形をめぐる数学的な考察が中心となる.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
47110-16
GFS-AE6G03L1
非線形科学
吉田 善章
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
新領域創成科学研究科
授業計画
1.非線形とはなにか 2.線形理論のフレームワーク 3.グラフでみる非線形 4.非線形数理現象:分岐 5.非線形数理現象:カオス 6.非線形数理現象:臨界現象 7.非線形数理現象:自己組織化 8.集団現象:乱れとはなにか 9.集団現象:秩序とはなにか 10.スケール 11.階層 12.特異摂動 13.非線形科学の最前線I 14.非線形科学の最前線II
授業の方法
オンライン講義による
成績評価方法
レポートによる
教科書
吉田善章,『非線形とは何か ---複雑系への挑戦』(岩波書店,東京,2008). Z. Yoshida, Nonlinear Science ---The Challenge of Complex Systems (Springer-Verlag, Berlin-Heidelberg, 2010).
参考書
吉田善章,永長直人,石村直之,西成活裕,『非線形数学』(東京大学工学教程)
履修上の注意
Zoomによるオンライン講義で実施する. 自身でノートをとることを必須とする.