大学院
HOME 大学院 がん疫学
過去(2019年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

がん疫学

がん疫学/cancer epidemiology
「がんの疫学」について、専門家として必要な知識を体系的に習得する。集団レベルでのがんの予防をめざすには、その背景にあるがんの地理的分布や推移を把握した上で、予防に向けた要因の解明が必須である。具体的には、がん記述統計の必須基盤としてのがん登録手法、がんの要因を解明するための分析疫学研究、近年注目されているゲノム疫学手法、一つ一つの疫学的エビデンスを施策に結びつけるための橋渡し研究であるシステマティック・レビューやメタ・アナリシス、統合解析、エビデンスに基づくがん予防法やその普及実装のための研究、がん検診の考え方、について、国内外の状況や事例も網羅して、系統的に学ぶ。最終回には、課題として各自が選定したがん疫学関連トピックについてまとめたものを短時間で発表する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
41918128
GME-PH6128L2
がん疫学
井上 真奈美
A1
水曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
医学系研究科
授業計画
1) 講義:がん疫学の概要(地理的分布、推移、がんの要因)(9/25、3限) 2) 講義:がん疫学研究手法(統計・記述疫学研究、分析疫学研究)(10/2、3限) 3) 講義:がん要因の評価と予防法(研究から評価へ、評価研究手法)(10/9、3限) 4) 講義:がん疫学研究におけるゲノム疫学 (10/16、3限) 5) 講義:がん予防の普及と実装研究 (10/30、3限) 6) 講義:がん検診、他、最近のトピック (11/6、3限) 7) 課題発表 (11/13、3限)
授業の方法
講義、課題発表
成績評価方法
講義出席(60%)、課題発表と発表資料(要提出)(40%)
教科書
指定なし。
参考書
・Adami HO et al (eds): Textbook of Cancer Epidemiology, 3rd Edition. Oxford University Press. ・木原雅子他訳, 健康行動学:その理論、研究、実践の最新動向. メディカル・サイエンス・インターナショナル(第16章) ・Chambers DA, et al. eds., Advancing the Science of Implementation across the Cancer Continuum, Oxford University Press. ・Neil M Davies, Michael V Holmes, George Davey Smith: Reading Mendelian randomisation studies: a guide, glossary, and checklist for clinicians. BMJ. 2018; 362: k601. doi: 10.1136/bmj.k601
履修上の注意
疫学の基礎が理解できていること。
その他
10/23は日本公衆衛生学会のため講義はなし。