大学院
HOME 大学院 醗酵醸造学
過去(2022年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

醗酵醸造学

醗酵醸造学
醸造とは、日本酒などの酒類のほか、醤油をはじめとする発酵食品などの製造のことであり、主として微生物学的な観点から多くの研究の蓄積がある。生命現象を物質の分子レベルで理解しようとする生化学は、アルコール発酵(ワイン造り)の謎解きから出発し、エムデン・マイヤーホフ経路を始め、発酵の複雑な反応式が明らかにされてきた。また、日本酒は、酵母、麹菌、乳酸菌など多種類の微生物を用いる最も精緻な製造法で造られており、これらの研究から、火落ち酸(メバロン酸)の発見など、生命科学分野での重要な成果も多く得られている。醸造学は、かつての農芸化学の主要な研究課題の一つであり、発酵技術や応用微生物学の分野で我が国が世界をリードしているのは、このことによる。醸造はバイオテクノロジーの原点と言われるが、現在でも伝統的な製造法を活かしながら、最先端の技術により研究が進められている。本講義では、このような醸造学の重要さを広く深く学習する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3908109
GAG-BT6B05L1
醗酵醸造学
大西 康夫
A2
金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学生命科学研究科
授業計画
下記の日程(予定)により、オムニバス形式で毎回ひとつのテーマを中心に講義する。 12月2日 大矢 禎一(東京大学大学院新領域創成科学研究科) 「酵母の形態情報からエタノール発酵を予測するAIの開発」 12月9日 野口 雄志(サントリースピリッツ(株)) 「日本のウイスキーづくり」 12月16日 吉田 聡(キリンホールディングス(株)) 「微生物発酵の魅力と産業利用 ~酒類製造の基礎とビール醸造中の酵母の代謝解析~」 12月23日 丸山 潤一(東京大学大学院農学生命科学研究科) 「”醸造微生物”麹菌の細胞生物学」 2023年 1月6日 仲野 益美(出羽桜酒造(株)) 「日本酒を世界の酒に。吟醸を世界の言葉に。」 1月20日 野中 源(Ajinomoto-Genetika Research Institute) 「アミノ酸醗酵」
授業の方法
日本酒、ビールなどの発酵食品および関連する微生物について、現在進められている研究を大学や企業の第一線の研究者を中心として講義をしていただく。
成績評価方法
出席およびレポートにより評価する(課題は後日提示する)。
教科書
なし
参考書
なし
履修上の注意
5回以上の出席を必須とする。
その他
授業はオンラインで行う(URLは下記「オンライン授業URL」参照)。