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最終更新日:2024年4月1日

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高齢社会総合研究学概論I

 わが国では、団塊世代の高齢化と出生率の低下により、今から11年後の2030 年には65 歳以上の高齢者が人口の約 1/3 を占め、75 歳以上の「後期高齢者」も倍増して人口の約 1/5 を占める超高齢社会が到来する。また、韓国、シンガポールも、日本にやや遅れて2040 年には高齢者人口が1/3 を超え、中国でも2060 年には高齢者人口が約1/3 に達することが予測されている。こうした急激な人口構成の変化に対応し、医療、介護、社会保障、居住環境、社会的インフラ、就業形態をはじめとした社会システムを組み替える必要性が目前に迫っている。この社会全体の変化を見通し、超高齢社会にむけて社会システムをリ・デザインする取り組みを直ちに開始し、若い人、現役世代、高齢者の誰もが、人間としての尊厳と生きる喜びを享受しながら快活に生きて行ける、活力ある超高齢社会の実現に向けて挑戦していかなければならない。
 本授業ではこれらの課題に対して、主として高齢者の体と心について、国内のトップ講師からの講義を受け、老いとつき合うとはどういうことであるのか、その基礎を分野横断的に学ぶことが狙いである。本講義を通じて、高齢者の健康寿命を延ばし、経済活動・地域活動への参加を促すことによって高齢者が快活に暮らし、社会の支え手となって活躍する活力ある超高齢社会について考えていく。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3799-220
GEN-CO5y00L1
高齢社会総合研究学概論I
飯島 勝矢
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
4/21 第1回ジェロントロジー総論:老いとつきあう (飯島勝矢 IOG・未来ビジョン研究センター) 4/28 第2回SDGsと教育-生涯学習時代における「学び」のあり方- (北村友人 教育学研究科) 5/12 第3回老化と生物学 疾病・障害とヘルスプロモーション (孫 輔卿 IOG・未来ビジョン研究センター) 5/19 第4回認知症家族介護の臨床社会学 (井口高志 人文社会系研究科) 5/26 第5回認知・行動機能を補い社会参加を促すテクノロジー (伊福部 達 IOG) 6/ 2 第6回人間・生活支援とテクノロジー (二瓶美里 新領域創成科学研究科) 6/ 9 第7回都市・農村の高齢者と農業のリアリティ (八木洋憲 農学生命科学研究科) 6/16 第8回人生の最終段階のケア (山本則子 医学系研究科) 6/23 第9回ケアの当事者学 (上野 千鶴子 NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)) 6/30 第10回転倒・リハビリテーション (田中敏明 IOG) 7/ 7 第11回人生100年時代の新たな生き方・社会のあり方~鎌倉リビングラボ~ (秋山弘子IOG・未来ビジョン研究センター) 7/14 第12回身体・認知機能を活かしたコミュニティビジネス (戸枝陽基 社会福祉法人むそう) 7/21 第13回高齢期の社会関係とwell-being (菅原育子 西武文理大学)
成績評価方法
出席状況及び学期末のレポート提出により評価。 レポートの提出はITC-LMS上にて行う。
履修上の注意
指示しない