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最終更新日:2024年3月15日

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高齢社会総合研究学概論I

 わが国では、団塊世代の高齢化と出生率の低下により、今から12年後の2030 年には65 歳以上の高齢者が人口の約 1/3 を占め、75 歳以上の「後期高齢者」も倍増して人口の約 1/5 を占める超高齢社会が到来する。また、韓国、シンガポールも、日本にやや遅れて2040 年には高齢者人口が1/3 を超え、中国でも2060 年には高齢者人口が約1/3 に達することが予測されている。こうした急激な人口構成の変化に対応し、医療、介護、社会保障、居住環境、社会的インフラ、就業形態をはじめとした社会システムを組み替える必要性が目前に迫っている。この社会全体の変化を見通し、超高齢社会にむけて社会システムをリ・デザインする取り組みを直ちに開始し、若い人、現役世代、高齢者の誰もが、人間としての尊厳と生きる喜びを享受しながら快活に生きて行ける、活力ある超高齢社会の実現に向けて挑戦していかなければならない。
 本授業ではこれらの課題に対して、主として高齢者の体と心について、国内のトップ講師からの講義を受け、老いとつき合うとはどういうことであるのか、その基礎を分野横断的に学ぶことが狙いである。本講義を通じて、高齢者の健康寿命を延ばし、経済活動・地域活動への参加を促すことによって高齢者が快活に暮らし、社会の支え手となって活躍する活力ある超高齢社会について考えていく。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3799-220
GEN-CO5y00L1
高齢社会総合研究学概論I
菅原 育子
S1 S2
水曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
4/10  第1回  高齢期の社会関係とwell-being (菅原 育子 高齢社会総合研究機構) 4/17  第2回  なぜ老いる?ならば上手に老いるには?(飯島 勝矢:高齢社会総合研究機構) 4/24  第3回  老化と生物学(孫 輔卿:高齢社会総合研究機構) 5/8   第4回  疾病・障害とヘルスプロモーション(秋下 雅弘:医学系研究科) 5/15  第5回  シニアの学ぶ、働く、遊ぶ(牧野 篤:教育学研究科) 5/22 第6回 高齢者と看護学 (木全真理 工学系研究科) 5/29 第7回  身体機能を補う福祉工学機器(伊福部 達:東京大学名誉教授) 6/5   第8回   ケアの当事者学(上野 千鶴子:NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)) 6/12 第9回 認知症家族介護の臨床社会学 (井口 高志 人文社会系研究科) 6/19 第10回 身体・認知機能を活かしたコミュニティビジネス(戸枝 陽基:社会福祉法人むそう) 6/26 第11回 ジェロントロジー:長寿社会を支える学際科学(秋山 弘子 高齢社会総合研究機構) 7/3  第12回 人生の最終段階のケア(山本 則子:医学系研究科) 7/10 第13回 栄養とエイジング(阿部 啓子:農学生命科学研究科)
授業の方法
授業の詳細については、WEBでも確認すること。 参考WEBページ:http://www.iog.u-tokyo.ac.jp/education/gerontology.html
成績評価方法
出席状況及び学期末のレポート提出
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)