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最終更新日:2024年4月1日

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原子力保全工学演習

本講義では、原子力安全を実現するための基幹コンポーネントの一つである原子力保全の演習問題を解き、保全工学の基本を理解させる。
原子力保全の理解の基礎となる保全工学概論を、演習問題を通して実践的に学ぶ。
定期検査および品質保証、保守管理、保守経験や、静的機器の欠陥検査、欠陥評価、補修技術、および動的機器の状態基準保全技術についても、発電所の実例等を演習に取り組み、より実践的に学ぶ。
最後は、海外の動向と今後の取り組みを踏まえ、これからの原子力保全の進むべき道を考える力を身に付けさせる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3794-158
GEN-NP5m34S1
原子力保全工学演習
出町 和之
A1 A2
火曜
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
1.保全工学の概論(1回): 保全工学の背景と必要性、構造と体系 2.定期点検(1回): 検査の基本的考え方、定期検査実施内容・工程、各検査の代表例、定検短縮化 3.原子力施設の保守活動の品質保証(1回): 原子力施設保守活動への品質保証取り入れ、品質保証に係わる規格・基準 4.原子力施設の保守管理(2回):  原子力発電所の保守管理、被ばく管理、高経年化評価と対策 5.保守経験(2回):  主要機器の故障・損傷事例とその知見の反映 6.構造物の欠陥検査(1回): 供用期間中検査の基本的考え方、欠陥検査の方法、供用期間中検査の要求事項、供用期間中検査の実際 7.構造物の欠陥評価(1回): 欠陥評価の基本的手順、評価不要欠陥寸法、き裂進展評価、破壊評価、欠陥評価の例の例 8.構造物の補修方法(2回): 補修についての基本的考え方、補修技術、溶接残留応力とその低減方法、原子力設備の補修の特徴、補修・取替え事例 9.動的機器の検査とモニタリング(2回): 動的機器の検査・診断・モニタリング技術、代表機器の運転中モニタリングと停止時検査の実際 10.保全の高度化(1回): 海外の動向と今後の取り組み(状態監視、オンラインメンテナンス、長期サイクル運転、パフォーマンス指標等)
授業の方法
原子力保全工学で学んだ知識を、演習を通してより深く理解するための科目である。一部、構造工学演習と関連の強い内容も含む。
成績評価方法
 グループワーク成果とプレゼンの品質、および出席率にて成績を評価する。
教科書
「原子力保全工学」(オーム社)
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)