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最終更新日:2024年4月1日

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現代科学技術概論II

研究不正問題を考える
近年、さまざまな研究不正問題が報じられている。生命科学や医学分野にとどまらず、歴史学の分野でも深刻な資料の捏造が最近話題になった。
そもそも、研究不正問題とはどのような問題なのだろうか。研究不正問題に対してどのように対応していくべきなのだろうか。信頼される研究活動とはどのようなものなのだろうか。

本授業では研究不正問題をめぐる基本的な論点を整理し、国内外の動向を概観する。それをふまえ、研究不正を防止し、信頼される研究活動を促進するためにはどのような取り組みが望ましいのかについて、多くの具体的な事例を参照しながら、ディスカッションやグループワークを通して検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M300-0081S
GAS-IT6B32L1
現代科学技術概論II
中村 征樹
S1 S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
総合文化研究科
授業計画
1.研究倫理概論  (1)研究不正問題と「責任ある研究活動」  (2)研究不正と「好ましくない研究行為」  (3)事例から考える研究不正問題  (4)研究不正問題への対応  (5)The Lab: 研究不正問題ロールプレイ  (6)利益相反 2.研究不正問題への取り組み  (1)研究不正問題をめぐる歴史と動向  (2)「責任ある研究活動」を促進するプログラム作成 3.研究不正問題と社会  (1)研究不正はなぜ起きるのか?  (2)研究者コミュニティと研究不正  (3)社会と研究者コミュニティ
授業の方法
講義、ディスカッション、グループワークを組み合わせて実施する
成績評価方法
平常点(ディスカッションへの参加、グループワーク)60%、最終課題40%
教科書
日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会編「科学の健全な発展のために—誠実な科学者の心得」丸善出版 ※同書のテキスト版PDFは下記ページよりダウンロードできます。 https://www.jsps.go.jp/*****
参考書
米国科学アカデミー編(池内了訳)『科学者をめざす君たちへ:研究者の責任ある行動とは〔第3版〕』化学同人、2010年 ニコラス・H. ステネック(山崎茂明訳)『ORI研究倫理入門―責任ある研究者になるために』丸善出版、2005年 Adil E. Shamoo and David B. Resnik, Responsible Conduct of Research, 3rd edition, Oxford University Press, 2014 榎木英介編著『研究不正と歪んだ科学―STAP細胞事件を超えて』日本評論社、2019年
履修上の注意
授業は下記日程で実施する。 6月6日(土)2~5限   7日(日)2~4限   13日(土)2~4限   14日(日)2~4限