文献については基本的に日本語で読めるもの(外国文献については邦訳のあるもの)を使用するが、未訳のの英語文献を用いる場合もある。一昨年度は森千香子『排除と抵抗の郊外:フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』等を取り上げたが、Sセメスターにはジェイムズ・クリフォード『リターンズ』を扱ったが、受講者の希望も聞いたうえで素材を決める。ちなみに、これまでにとりあげた文献にはポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』、ジェイムズ・クリフォード『ルーツ』、ロビン・D.G.ケリー『フリーダム・ドリームス―アメリカ黒人文化運動の歴史的想像力』、ビジャイ・プラシャド『褐色の世界史』、ネグリ、ハート『〈帝国〉』などがある。