大学院
HOME 大学院 統計力学特論
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

統計力学特論

統計力学特論
この講義では、統計力学において重要な、「マクロな自由度を取り出して理解する」という考え方を理解し、身に付けることを目指す。学部の講義では時間発展のない平衡状態のみを考えたが、集団の動力学を考えるためには系の時間発展を取り扱う必要がある。その際、遅い自由度と早い自由度の分離という点に着目することが重要になるが、遅い自由度が現れる局面として「内的な時間スケールの違い」「対称性と保存則」「分岐」をとりあげ、平衡熱力学から振動等の非平衡熱力学までを統一的に取り扱う方法論について学ぶ。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M283-0300S
GAS-BS6G02L1
統計力学特論
石原 秀至
S1 S2
水曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
第一回目に、遅い自由度を取り扱う簡単な例を取り上げ、また遅い自由度が現れる局面についての一般論について説明する。 前半:非平衡統計力学の基本(ランジュバン方程式、フォッカープランク方程式、経路積分による定式、ゆらぎの定理、線形応答理論) 後半:相分離、流体力学(複雑液体)、化学反応系、パターン形成、振動子 これらの話題について(各論ではなく)遅いモードによる理解を取り出す方法論を解説
授業の方法
板書
成績評価方法
レポートを課す
教科書
なし
参考書
R. Zwanzig "Nonequilibrium Statistical Mechanics" Oxford Univ Pr on Demand チェイキン/ルベンスキー "現代の凝縮系物理学" 吉岡書店 戸田盛和, 斎藤信彦 , 久保亮五, 橋爪 夏樹 "現代物理学の基礎 5 統計物理学" 岩波書店 森肇. 蔵本由紀 "散逸構造とカオス" 岩波書店
履修上の注意
質問をたくさんすること
その他
zoom URL https://zoom.us/***** 4/ 8 ネットワーク環境の整備期間のため、講義を行わない 4/15 ガイダンス、ネットワークのテスト 4/22 コロイドの運動:力学からLangevin方程式へ