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最終更新日:2024年4月1日

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アジア複合文化論I

日本思想史と中国学:内藤湖南を中心に
この授業では日本を代表とする東洋史の大家、内藤湖南(1866-1934)を中心に、日本近代史と中国古代史の視点を交差させることで内藤湖南の仕事を思想史的・史学史的に検討したい。内藤湖南は世界的には中国史の大家として知られており世界の中国史研究に莫大な影響を与えてきた。しかし湖南の近代日本におけるジャーナリストの顔と日本史の顔とは必ずしも日本以外の世界で知られているわけではない。湖南の業績は時評、中国をはじめとする東洋史、美術史など多岐的であるがので、この授業は基本的に指定した教科書を講読しながら各自の参加者の関心で湖南の書物とを合わせて読むことにしたい。内藤湖南の貢献と限界を合わせて議論したい。同時に、内藤湖南を史学史的に見るために、中国の史学史とアメリカの中国研究の歴史も合わせて参照したい。明治維新解釈史などの日本史学史も視野に入れたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M220-0910S
GAS-AS6E01L1
アジア複合文化論I
林 少陽
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
ガイダンスの時にアナンスする。
授業の方法
文献講読、発表と討論
成績評価方法
発表、期末レポ-トと授業の貢献度
教科書
『内藤湖南全集』、『宮崎市定全集』
参考書
1)山田智、黒川みどり編『内藤湖南とアジア認識』、勉誠出版、2013 2) ポール A .コーエン『知の帝国主義 : オリエンタリズムと中国像』、 佐藤慎一訳、平凡社、1988(Cohen, Paul A., Discovering history in China : American Historical Writing on the Recent Chinese Past, New York : Columbia University Press , 1984)、 など
履修上の注意
特になし