大学院
HOME 大学院 言語態分析演習III
過去(2020年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月1日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

言語態分析演習III

文学理論の再検討
この授業は、広い意味で文学研究と関わる著作を輪読し、この時代における文学理論のあり方について再検討することを目的とします。
今回は、古典文学の立場から「語り論」を構築した、藤井貞和のデビュー作『源氏物語の始原と現在』(初版1972年)を読みます。一章ずつ検討することを通じて、現在の日本文学研究の基盤について議論したいと思います。
なお、修士論文提出や論文投稿を控えている院生には、発表と討議の機会を設けます。初回授業の際に申し出てください。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-1030A
GAS-LI6D13S1
言語態分析演習III
村上 克尚
A1 A2
金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
第1回 イントロダクション 第2回 「物語のために」 第3回 「芸術の発生の日本的構造」 第4回 「物語の発生する機制」 第5回 「異郷論の試み」 第6回 「光源氏物語の端緒の成立」 第7回 「光源氏物語のもうひとつの端緒の成立」 第8回 「光源氏物語主題論」 第9回 「王権・救済・沈黙」 第10回 「バリケードの中の源氏物語」 第11回 個人発表枠 第12回 個人発表枠 第13回 個人発表枠
授業の方法
担当者は、担当した章の要約、疑問点をまとめた発表資料を作成。前日までに指定された場所にアップロードしておく。 発表時間は20分程度とする。その後、全体で議論を行なう。
成績評価方法
授業参加、ならびに期末レポートで評価します。
教科書
藤井貞和『源氏物語の始原と現在 付バリケードの中の源氏物語』(岩波現代文庫、2010年)を用います。各自で購入をお願いします。
参考書
授業内で指示します。
履修上の注意
授業の進め方についてのガイダンス、話し合いがありますから、初回にはなるべく参加するようにしてください。