大学院
HOME 大学院 国際コミュニケーション実験実習I
過去(2021年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

国際コミュニケーション実験実習I

中国語の文法を考える(日中対照を通じて)
本講義は中国語の文法構造を学習し、日本語との対照も視野に入れつつ、中国語の特徴を理解しようとするものである。講義では取り上げられている文法事項を考えることを通して、中国語文法研究の基本を学ぶと同時に、学生が自ら問題意識を養い、具体事例を取り上げ、言語理論を用いて分析できることを目指す。
中国語や日中対照研究において重要な文法事項を取り上げ、その項目について研究の現状を紹介しつつ、問題提起をし、如何に分析すれば問題解決につながるかを考えていく。授業を通して、さまざまな重要な文法項目を取り上げ、言語理論を学ぶと同時に学生の自ら問題意識と問題解決能力の向上を目指す。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-0741A
GAS-LI6C16E4
国際コミュニケーション実験実習I
楊 凱栄
A1 A2
水曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
授業では以下の文法項目を順次取り上げていく計画である。 1.ガイダンス、2.中国語動詞、助動詞について、3.中国語の方向補語について、4.中国語のヴォイスについて、5.連体修飾語について、6.中国語の副詞による頻度表現について、7.中国語の副詞によるスコープと焦点について、8いわゆる“周遍性”表現について、9.受益表現について、10.証拠性における日中の表現の違い、 11.否定表現(日中対照を含めて)、12.連用修飾語と結果補語について,13、まとめ
授業の方法
教員が一回の授業で一つの文法項目を取り上げ、説明していく。関連する論文を読みながら議論していく。講義では教員が関連する文法事項を説明しながら、学生が事前に指定する関連論文を読んだうえで、議論に加わる。必要に応じて、取り上げるテーマに関する論文や参考文献を学生が発表するという形をとる。担当者が事前に研究テーマについてのレジュメを配り、発表を行う。教員や参加の学生がコメントを行う。学期中は一回は発表に当たる。
成績評価方法
平常点(出席と授業態度)と期末レポート
教科書
プリント配布
参考書
朱德熙 《语法讲义》(商務印書館 1982) 刘 月华等《实用现代汉语语法》(外語敎学与研究出版社 1983) 木村英樹『中国語文法の意味とかたち 「虚」的意味の形態化と構造化に関する研究』(白帝社 2012年) 楊凱栄『中国語学・日中対照論考』(白帝社2018)
履修上の注意
中国語の論文を読む必要があるため、中級以上の中国語のレベルが必要である。