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最終更新日:2024年4月1日
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テクスト受容論II
続・ゲーテの『詩と真実』を読む(最終回)
ドイツを代表する詩人ゲーテの、巷では自叙伝と呼ばれる『詩と真実』。ゲーテが還暦を過ぎてからまとめた作品で日本語訳も岩波文庫で全4巻になる。しかし扱っている期間は、彼の誕生・幼少期から1775年にヴァイマル公国に仕官するまでの約25年間にすぎない。自叙伝の最高傑作と言われるが、実はタイトルにある〈詩〉はフィクションという意味を持ち、作者がさまざまな操作を行った「自伝的作品」である。この幼少・青年期のみを扱っただけでもかなり長い本作品を、2019年度秋学期から大学院の授業で1年かけて第3部まで読了した。今回は本作品最後の第4部を、日本語訳を基本に、ドイツ語の原典や参考資料も参照しつつ、丁寧に読破・検討することを目標にする。
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