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最終更新日:2024年3月15日

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表現としての日本語I

『万葉集』巻八を読む
 『万葉集』巻第八をテキストとして解読する。ここ数年の授業では、舒明皇統歌集たる巻一・巻二がそうであるように、巻六、巻三・巻四も歴史テキストとして解読できることを示してきた。特に巻六には聖武朝の治世を記念する性格が顕著であり、歌と歌の行間に当時の政治史が書き込まれていた。同様の性質は、相聞歌巻という、とかく政治史から遠い巻のように考えられてきた巻四にすら指摘できるのであった。研究史上の新見地ともいうべきこの観点は、歌を季節分類する巻八にはどの程度あてはまるだろうか。題詞・左注に記された作者名と作歌年月日を他巻と照らし合わせる作業が基本的な手続きとなるだろう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-0950S
GAS-LI6D05L1
表現としての日本語I
品田 悦一
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
(1)巻一・二、巻六、巻三、巻四について見届けてきたことがらをおおまかに振り返る。 (2)巻八の構成を見わたし、要所を指摘するとともに、皇族と藤原氏・大伴氏のポリティクスという視点から問題点を提示する。 (3)問題となる歌を個別に分析。
授業の方法
「授業計画」のうち、  (1)(2)は品田が担当する。  (3)は受講生が分担して発表し、討論する。
成績評価方法
 各自の発表と討論を成績評価の判断材料とする。
教科書
佐竹昭広・木下正俊・小島憲之『万葉集 本文篇』塙書房。
参考書
坂本信幸・毛利正守『万葉事始』和泉書院。
履修上の注意
活発な討論を期待する。 4月7日にZoom上で打ち合わせをする。下記のURLにより各自入場されたい。 授業は4月21日より開始する。それまでにITC-LMSに上げてある資料を各自受け取り、少なくとも『万葉集全注』と『万葉集の構造と成立』の抜粋には目を通しておくこと。
その他
URLが変わりました。 https://zoom.us/***** です。4/14以降毎週これを使います。