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最終更新日:2024年4月1日

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情報記号分析II

ブランショの現代詩人論を読む(1)――ボヌフォワ論を中心に
モーリス・ブランショの1959年の論文「大いなる拒否 Le grand refus」(『終わりなき対話』所収)は、同時代の詩人イヴ・ボヌフォワの詩論への応答として書かれたものだが、ヘーゲル思想との関わりの上で築かれたブランショの文学言語観を浮き彫りにする重要な論文である。本授業では、ボヌフォワの詩論「詩の行為と場所」やヘーゲル『精神現象学』および「文学と死への権利」などのブランショの関連論文と共に「大いなる拒否」を読解し、同時代的な思想の布置にも目を配りながら、ブランショに一貫する文学言語論を理解すべく努める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-0300S
GAS-LI6B02L1
情報記号分析II
郷原 佳以
S1 S2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
イントロダクションの後、ヘーゲル『精神現象学』との関連を確認しつつ、まずボヌフォワの詩論、続いてブランショの「文学と死への権利」および「大いなる拒否」を読解する。
授業の方法
初回に趣旨説明を行う。テクストは前もって配布し、担当を決めておき、担当者は訳読と解釈を発表する。
成績評価方法
授業中の発表と期末レポートで総合的に評価する。
教科書
Maurice Blanchot, "Le grand refus", L'Entretien infini, Gallimard, 1959. プリントで配布または(および)itc-lmsからファイルで配布
参考書
Yves Bonnefoy, "Les tombeaux de Ravenne", "L'acte et le lieu de la poésie", L'improbable et autres essais, Mercure de France, 1980, Gallimard, 1992. Maurice Blanchot, "La littérature et le droit à la mort", La Part du feu, Gallimard, 1949.など。
履修上の注意
フランス語が読めること。
その他
8号館110教室で対面で行います。