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最終更新日:2024年3月15日

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全学自由研究ゼミナール (週刊・福島復興知学講義)

週刊・福島復興知学講義
 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故により、放射性物質による環境汚染はもとより、それに付随した超学際的な諸問題が発生した。この間、東京大学を含めた全国の大学関係者が福島を中心とした被災地に赴き、多様な復旧・復興活動を行った。その過程で得られた多くの智恵と知識(これらを「復興知」と定義する)は、次世代に確実に伝えるべきことがらである。本講義では、被災地で活動してきた各分野の専門家が、①復興知・放射線に関する基礎的知識、②社会学的視座からの復興知、③復興知の実例(イノベーションコースト構想など)を通じた次世代型復興学、について体系的に講義する。この講義を通じて、専門課程に進学する前の学生に、社会学、災害研究、リスク・コミュニケーション研究、政策研究、農学、工学、理学、医学、放射線影響学、など多様な分野を融合した「復興知学」を身につけてもらい、災害の多い日本の未来を総合的に設計できる基盤の育成を目指す。その上で、日本ならではの新しい学問領域を世界に発信できる人材の育成を目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31702
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (週刊・福島復興知学講義)
秋光 信佳
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
各分野を代表する研究者等が講師として、講義をリレー形式で実施する。 ○社会学的視座からの復興知を考える講義  池上彰(ジャーナリスト、東大・定量研・客員教授)  開沼博(立命館大・衣笠総合研究機構・准教授)  関谷直也(東大・情報学環・准教授)  譚萬基(香港中文大学・研究員) ○復興知に関する基礎的理解を深める講義  秋光信佳(東大・アイソトープ・教授)  早野龍五(東大・名誉教授)  相場 繁(医療創生大・助手) ○復興知の実例を学び、次世代型復興を考える講義  溝口勝(東大・農学生命科学研究科・教授)   川端邦明(JAEA楢葉遠隔技術開発センター・遠隔基盤整備室長)  窪田亜矢(東大・工学系・特任教授)   土屋武司(東大・工学系・教授)
授業の方法
 講義では質疑応答の時間を設け、一方的な知識伝達型の講義とならないように工夫する。参考資料等は講義の中で適時支持する。  講義資料はITC-LMSにアップロードされますので、授業の前にダウンロードするようにして下さい。  希望者には夏期休暇期間を利用した福島県浜通り地区におけるフィールドワークを実施する(2-3日程度を予定)ことを考えているが、詳細は講義のなかで説明する。
成績評価方法
出席を重視した評価を行う。また、課題レポート や講義中の発言(質問)も 勘案する。
履修上の注意
 希望者は福島県浜通りで実施するフィールドワークに参加することができる。参加者の選定は事前面談によって決定する。ただし、今後のコロナウイルス流行に対する大学の方針に合わせて、実施の可否も含めて講義のなかで詳細をアナウンスする予定である。