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最終更新日:2024年4月1日

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人文科学ゼミナール(歴史学)

考古資料から過去を読む
 日本において考古学は歴史学の一つに数えられるが、人類学や遺伝学、年代測定を含む分析科学などの広い隣接諸分野との連携をもとに、多角的手法によって「過去」にアプローチする学問である。遺跡から出土する遺物は土器、石器、金属器などの道具だけでなく、動植物遺存体や人骨など多岐にわたる。それらからできるだけ多くの情報を読み取り、現在から遠い「過去」を読み取ることが求められる。
 本演習は、東京大学構内にある遺跡から出土した先史時代の遺物を材料に、考古学がどのようなことをやっているのかを体験してもらい、その面白さに触れてもらうことを目的としている。幸いなことに東京大学のキャンパスには古い時代から近代までの遺跡が所在しており、観察できる多くの遺物も所蔵されている。基礎的な知識は講義することになるが、最も大事なのは実際に遺物を観察し、それをレポートにまとめる作業を体験してもらうことである。発掘調査がそうであるように、考古学は経験科学の一つと言える。一般にイメージする考古学とは違って地味に思えるかもしれないが、その作業にこそモノから歴史を復元するという行為の魅力が詰まっていることを感じてほしい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31597
CAS-IC2220S1
人文科学ゼミナール(歴史学)
根岸 洋
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 通常授業日(火曜2限)に教室にて授業を行うが、授業の1/3程度は埋蔵文化財調査室(駒場Ⅱ)および駒場博物館(駒場Ⅰ)で行う。細かい日程はガイダンスにて指示する。また授業日以外の休日に1日のみ、学外の博物館(都内を予定)で見学を行う。その時間分は平日の授業日を休講とする。  
授業の方法
教室での講義のほか、埋蔵文化財調査室(駒場Ⅱ)および駒場博物館(駒場Ⅰ)での実習授業を行う。また学外の博物館での見学も実施する。
成績評価方法
出席点(20%)のほか、演習形式での授業参加(30%)および遺物観察のレポートと、博物館展示見学レポートの2本を課す(50%)。
履修上の注意
 履修者の上限は15名程度を予定しており、授業開始日の前週にガイダンス日を設ける(4月12日、2限の時間帯)。ガイダンスのみオンラインで行い、受講希望者の確認を行う。授業開始日(4月19日)以降は対面で実施する。授業の履修希望者は、4月12日のガイダンスに必ず参加すること。受講希望者が15名を超える場合は事前課題によって選考を行う場合がある。  ガイダンスのURLはITC-LMSで指示するので、そちらを確認すること。またITC-LMSで授業予定を事前に伝えるが、学外での見学日は受講者と調整する。