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最終更新日:2024年3月15日

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水と土の環境科学

食をささえる水と土の環境科学
2050年までに90億人を超えようとしている人口を養っていくためには、食料生産の維持・増大は欠かせない。2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsを達成するためには,自然環境との調和を図りつつ食料生産の基盤を整備するとともに快適な地域空間を創出する必要があるが,これは容易ではない。様々な個別の問題を自然と社会の法則性や物質の普遍的な特性に基づいて解明し問題解決をすることを可能にするような高度の科学性と専門性が求められる。特に、植物の生育と生態系を条件づける水と土、さらに地域空間における物質循環に関する科学と技術が不可欠である。 また,日本国内に限定すると今後,人口減少と老齢化が進むことも考慮すべき重要な事項となる.

この講義では、食料生産、いわゆる農業について、生産効率向上の工夫や持続的な農業生産に関する課題を紹介するとともに農業に関連して生じている様々な環境問題やそのメカニズムを社会的背景と物質循環についての基礎知識やモニタリング技術を含めてわかりやすく解説する。
この講義によって、普段気にしていない水と土を巡る物質循環の科学の私たちの社会・生活における重要性が理解できるようになることを期待する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31592
CAS-GC1Db4L1
水と土の環境科学
吉野 邦彦
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 この講義では、食料生産にかかわって生じている環境問題を、各回の授業ごとに具体的に紹介し、社会的背景と物質循環についての基礎知識やモニタリング技術を含めてわかりやすく解説する。  以下のように基礎編,応用編に分けて授業を行う.なお,以下の予定は変更されることがある. (留意事項)  1)2020年度は,コロナウィルス感染防止策として,オンライン授業で行う.  2)第一週,第二週の講義は休講する.4/23から授業を開始する. 基礎編 4/23 ガイダンス 社会を支える農業・農村(西村) 資料は前日までにアップします http://soil.en.a.u-tokyo.ac.jp/***** 4/30 農業生産手段としての農地の整備(?田) 5/7  食を支える農業水利システム(飯田) 応用編 5/14 農用地の土壌汚染(濱本) 5/21 農業のエネルギーバランスを考える(?田) 6/4 農地除染と農業再生(溝口) 6/11 土壌保全(西村) 6/18 情報通信技術(ICT)の農業・環境分野への応用(細井) 6/25 熱帯湿地林開発と我々の生活と地球環境(吉野) 7/2 衛星リモートセンシングの広域環境保全への展開(吉野) 7/9 水田における水・物質循環と環境問題(飯田) など
授業の方法
生物・環境工学専攻、地域環境工学分野の教員を中心にオムニバス形式で講義を行う。それぞれの個別講義をよく聞き、課題についてレポートを作成・提出してもらう。場合によっては出席した学生間の討議なども行う。
成績評価方法
出席を前提として、レポートで評価する。レポート課題は、各教員の講義において提示され(最終回でもまとめて提示)、そこから4課題を選択する。レポート提出の締め切りは7月下旬 。
履修上の注意
初回に講義予定を配布するが,担当教員の講義順序が変わることがある.